第1話 ページ2
Aside
私達の結婚式から数ヵ月経ち、
外の季節は冬から夏へと変わっていた。
まぁ、夫婦たるもの
そういうことはするわけで。
『気持ち悪い……』
自分が医者であるから、
なんとなく分かってしまう。
『休憩とって行くか………』
幸いのこと、私にはその道の専門家が居るため、
悩む必要はない。
『あ…もしもし。今日って診察良い?……六花。』
六花≪うん、全然大丈夫よ。…まぁ、あんた達ラブラブだってこの病院じゃ有名だし、聞かなくてもなんか察したわ。≫
『流石、我が親友。』
少し他愛もない会話をしてから、
診察の時間を取って、
行くことにした。
六花「はーい。桃國さーん、ここに寝っ転がってくださいね〜。」
『ちょっと、六花。弄らないで!!』
六花「良いじゃん!私は、Aが結婚したら絶対弄るって決めてたんだもん!!」
『……ちなみに、いつから?』
六花「あんた達と出会った中学の時から。」
『なっっっっが。』
六花「そんだけ、あんた達が拗らせてたって事だわ。」
『ぐぅの音も出ないっす。』
六花「じゃあ、静かにしといて下さーい。」
『へーい。』
私が大人しく黙り出したら、
本格的に診察が始まった。
真剣にモニターを見る六花は、
普段のおちゃらけた性格とは、
掛け離れた横顔をしていた
六花「はい、終わり。……不安げな顔のAさんに朗報です。……男女の双子だよ。」
『マ…ジか。』
嬉しさと、少しの不安とが混じりあって
どんな顔をすれば良いのか、分からなくなった
六花「ま、早めに旦那さんには相談すること。ね?」
『ちなみに、その早めと言うのは……』
六花「3日以内。」
『はっっっっっっっや。』
六花「…そうでもしないと、一人で抱え込むでしょ?Aは。」
『う……ごもっともでござります。』
六花「なら尚更この期限以内に相談しなさい。」
『はーい。』
久しぶりに見た、六花の真剣な眼差しに
背中を押された気がした。
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ましゅ☆まろ。紫月まろ。(プロフ) - とっても面白かったです!続き待ってます! (8月6日 21時) (レス) @page5 id: 8001bcdca9 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ@わんこ(プロフ) - ひなさん» いつも見てくださってありがとうございます!!(*´ω`*)最近ずっと書けていなかったので、そういって貰えるとすごく嬉しいです!大分時間がたってしまったので書き方は変わってしまうと思いますが、ちまちま書いていきます(笑) (2022年11月19日 0時) (レス) id: 046c1a7455 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - この作品大好きで一か月に3回は見てしまうんですけどどうしたらいいですかね?( 続き待ってます!!! (2022年11月18日 22時) (レス) @page5 id: 62976b2286 (このIDを非表示/違反報告)
もぐ@わんこ(プロフ) - レイさん» そう言ってもらえて嬉しいです(о´∀`о) (2022年2月24日 19時) (レス) id: 046c1a7455 (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - とっても面白いです! (2022年2月24日 19時) (レス) @page5 id: 1015cc33fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もぐ@わんこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/moguwannko/
作成日時:2021年12月11日 19時