画面越しの君 (ページ4)

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二宮「お、制服じゃん。監督」

『誰かさんが時間変更するので着替える時間がなかったんですよねーーー』

そんな言い合いをしているとスタッフから笑い声が。

何が面白いのよ、本当に。

二宮「けど、変更が利いてよかったですよ」

『なんで変更なんか．．．』

二宮「あー、大野さんの担当マネージャーが予定ミスしたんで。いろいろと変更になってるんです」

『なるほど』

二宮「ドラマとか映画とか以外はなるべくメンバー入れ替えるみたいになって、俺が提案しなかったら危うく大野さん、ZEROにでるところでしたよ」

『なんでそんな予定に．．．』

けど大野さんかZEROか．．．

うん、無理だね。

一体どんなミスをしたんだ、大野さんのマネージャーは。

『とりあえず打ち合わせ始めますか』

打ち合わせと言っても、今日はとりあえずの顔合わせ。

主役である二宮さんと監督、助監督、脚本家、チーフマネージャーなど

上の役職の方々との親睦会みたいなもの。

二宮「今回の台本読まさせてもらいました」

『もうですか？はやいですね』

二宮「俺、伊藤さんの書く台本好きなんでね」

『たしかにあの人の書く台本は何かと癖がある』

二宮「んで？今回お前は何するんだよ？」

『監督さんが映画初めてみたいだからそれのサポート？みたいなものです』

二宮「へー、そうなんだ」

うっわ、興味無さそうだな