131話 ページ5
貴女side
ふわふわした感覚。
目を開ければ何も無い真っ暗な世界
A「……」
どこに進めばいいのかもわからずその場に座り込んだ
A「私……死んだの、かな」
自分の生死も分からない不安で泣きそうになった
「馬鹿言うなガキ」
ふと頭上から聞こえる懐かしい年配の男の人の声。
上を見上げると厳しい顔立ちをした老人
A「師匠……」
A「……でも、私より年下の子たちも死んでますよ。……師匠だって、」
亘理「頑張ったんだ褒めてやれ。ワシのことはどうでもいい。歳だ」
A「じゃ師匠は私が死んだら褒めてくれますか？」
師匠は目を逸らして呟いた
亘理「いや、褒めん」
A「酷いなぁ」
亘理「……弟子が死ぬのは見たかねえんだ。分かれガキ」
A「…」
そうだった。この人かなりの不器用。
厳しいし、すぐ怒るし、恥ずかしいからって私の事褒めてくれないし。
でも、私の大好きな人。居場所をくれた。
A「……会えて良かったです師匠。もし、私がこっち来ちゃったら頑張ったなって褒めてくださいよね」
よいしょ、と下ろしていた腰をあげ、師匠と反対の方向へ歩き出す
亘理「フッいつまで経っても生意気だなA。まあ、考えといてやる」
A「……師匠大好き、またね」
さっきからうるさい
亘理「…………見守ってるぞ」
。
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笹ノ原(プロフ) - りおさん» りおさんありがとうございます！コメントとても励みになりました、嬉しいです！！！更新頑張りますね！ (2021年1月18日 20時) (
レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 凄く面白くてこの作品大好きです。これからも更新頑張ってください!!! (2021年1月18日 7時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹ノ原 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年1月11日 20時
