160話 ページ35
貴女side
A「ごめんねーお茶菓子何も無くてお茶しか出せないけど…」
善逸「いえ、お構いなく!それで、あの…」
机越しに善逸君と対面になり、話を聞く姿勢になる
A「焦らないで。ちゃんと聞くから。それで、どうして急に?言わせてもらうけれど君は稽古もまともにしていなかったし、弱音も多すぎる。そんな君がどうして?」
容赦ないのは申し訳ないと思うが、彼に稽古をつけて、やりがいがあるか、見るためだ
善逸「…じいちゃん、死んだんです」
A「じいちゃん?」
善逸「俺に雷の呼吸、教えてくれた師匠です」
A「……鬼に殺されたの?」
善逸「じいちゃんが自分で腹を切って、です」
A「……理由、聞いてもいい?」
善逸「俺、兄弟子いたんです。獪岳っていう。そいつが鬼になって、じいちゃん、雷の呼吸の使い手から鬼を出したからって、介錯もつけずに、自分で腹を…」
……決めた。
何も言わずに善逸君の横に座る。善逸君は目に涙を浮かべながらこちらを見た
A「受けるよ、君の稽古。逃げ出したりしたら容赦しないからね」
「まぁでも、今は沢山泣かなきゃね」と付け足すと善逸君は下を向いて「じいちゃん」と呟きながらしばらく泣いていた
。
908人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
笹ノ原(プロフ) - りおさん» りおさんありがとうございます!コメントとても励みになりました、嬉しいです!!!更新頑張りますね! (2021年1月18日 20時) (レス) id: 1d1b547a78 (このIDを非表示/違反報告)
りお - 凄く面白くてこの作品大好きです。これからも更新頑張ってください!!! (2021年1月18日 7時) (レス) id: d089e3229f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:笹ノ原 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年1月11日 20時