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■20.うさぎ、お預かりしてます ページ20

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新一side









新一「おはようございます安室さん。
モーニングとアイスコーヒーください。」




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カランカラン、とドアを開けて店内入ると、
店の中にいた安室さんが少し驚いた顔をした。






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安室「珍しいね、朝食をここで食べるなんて。」


新一「久しぶりにポアロのモーニングが食べたくなりましてね。」


安室「嬉しいこと言ってくれるね。」





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カウンター席に座ると同時に、コトリと置かれたアイスコーヒー。









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新一「…Aさん、家にいるんで。」







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俺がそう言うと、安室さんの動きが一瞬だけ止まった。

彼にしては分かりやすいくらいに動揺している証拠だ。






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安室「……やっぱり、君のところだったか。」

新一「さすが安室さん。読んでましたか。」



安室「…彼女の行く場所なんて容易に想像がつくさ。
なにせあいつは君に懐いてるからね。」


新一「懐いてるって…俺あの人の8つ下ですよ(笑)」







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手際よく動く手。

先程の動揺した表情さえも隠してしまうポーカーフェイス。






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新一「俺的にはいつまででも置いといていいんですけど、きっと寂しくて死んじゃうと思うので、早めに迎えに来ることをオススメします。」




安室「…うさぎかよ」







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新一「あ、あと、早く来ないと、俺に手出されちゃってるかもしれませんよ。」



安室「…君には、蘭さんがいるよね?」



新一「…じょ…、冗談ですよ、
………包丁こっちに向けないでください。」






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ニコリと笑う安室さんだけど、その瞳の奥は全く笑ってなくて、

…握っている包丁があまりに怖いから、そろそろ彼をからかうのはやめようと思う。









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◆21.お湯に溶ける思い→←◆19.#迷惑とは



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やっち(プロフ) - 甘々降谷さんありがとうございました。大好きです! (2022年5月20日 20時) (レス) @page38 id: aabe067d77 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - この作品は何度も読み返してしまいます…!主人公もちょっとアレですが、主に降谷さんが悪い感じの拗れてる話大好きです!完結してからちょっと時間は経っちゃってると思うのですが、番外編や続編など、読みたい〜!って思っています! (2018年9月2日 1時) (レス) id: c9e037f993 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうと(プロフ) - はじめまして、素敵なお話ありがとうございます!正直言うと私は原作沿いの方が好きなんですけど、このお話は本当に大好きって思えるくらいでした。夢主もキャラが定まってて良かったので、甘鞠さんを追いかけたいと思い先ほどお気に入り作者登録しました(笑) (2018年6月30日 6時) (レス) id: 8103d530f2 (このIDを非表示/違反報告)
甘鞠(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです(´˘`*) (2018年6月17日 22時) (レス) id: 4f2a78c08e (このIDを非表示/違反報告)
甘鞠(プロフ) - マイさん» 最後まで読んでくださってありがとうございます!番外編など、なにか思いついたら書こうかなと思っているのでその時はよろしくお願いします! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 4f2a78c08e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘鞠 | 作成日時:2018年5月15日 23時

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