【鬼滅の刃】虚空ノ月光

08.懐かしい音 ページ10

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急に体がふわりと浮いた。


次に来たのは、何かの影。


その影は俺が見ていた空を覆った。




目の前に現れたのは、綺麗な顔の女性。



初めて見た人だ。


この人誰なんだろう。


俺を見て顔を一瞬強ばらせた。



何でだろう。





なんかこの人、








懐かしい音がする。





浮いていた体は、この人に抱きかかえられていた。


俺の雀に何か話してる。



何言ってるんだ？







「痛かったろうね もうちょっと我慢しててね」




あったかいなあ。


そうか、この人...




じいちゃんに音が少し似てる。








だから懐かしく思えたのか。









＿＿お前はそれでいいんだ＿＿




＿＿誰とも比べるな＿＿







いやじいちゃん俺と俺の姉比べてたじゃん。


散々、お前の姉ちゃんはお前の姉ちゃんはって言ってたよ。










＿＿お前は姉と同じだ＿＿
















...そういえば、











じいちゃんに聞くの忘れてたな。















じいちゃんの言う俺の姉って、














今何してんだろ。

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