40.疑心の音 ページ43
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目の前の光景を疑いたかった。
信じたくなかった。
その光景は一瞬の出来事だった。
鬼が血鬼術を使い、瞬時に竈門くんと猪の子へと移動した。
そこに煉獄さんが竈門くんと猪の子を突き飛ばし割って入った。
その後は土煙によって見えなかった。
けれど今、
土煙が消えた今煉獄さんの体からは大量の血が溢れ出ている。
私は
私は何をしてるんだろう。
見えていたのに。
見えていた筈なのに身動きが取れていない。
「ッ...煉獄さん!!!」
倒れていた体を起こそうとした時だった。
ぞわりと全身に悪寒が走った。
体は背中を向けているのに、鬼の瞳だけは此方を向いていた。
「杏寿郎 俺にはお前が理解できない」
「同感だ 俺も君が理解できない」
手足があるのだから動かなければ。
煉獄さんの音が少し小さくなってる。
私が動かなければ、
このままだと取り返しがつかない事になってしまう。
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捺稀(プロフ) - まるさん» まるさん、コメントありがとうございます!なんとも嬉しいお言葉大変恐縮でございます。すごく嬉しくてコメントを見た瞬間感動致しました。これからも頑張ります。宜しくお願い致します! (2019年6月1日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 沙善さん» 沙善さん、コメントありがとうございます!そう言って頂けて凄く嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願い致します! (2019年6月1日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
まる - コメント失礼します。鬼滅の刃の作品でこの作品が一番好きです!これからも無理せずに頑張って下さいね!応援しています! (2019年6月1日 22時) (レス) id: 8072d1b213 (このIDを非表示/違反報告)
沙善 - このお話すごく好きです!私も善逸推しなので、展開が気になります!更新待ってます! (2019年6月1日 16時) (レス) id: 03d3a4854d (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 美桜さん» 美桜さん、コメントありがとうございます! 沢山のお褒めのお言葉恐縮です。美桜さんのコメントみた瞬間凄く嬉しくて感激致しました。これからも頑張らせて頂きます!ありがとうございます! (2019年5月30日 17時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年5月22日 22時