28.悪夢の音 ページ31
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凄く、幸せだった。
姉ちゃんの料理は美味いし、姉ちゃんは凄く優しい。
「善逸 一緒にお風呂入ろ!」
「おっおふっお風呂!?」
「そ!いっつも入ってるでしょ?」
幸せだなあ。
これがずっと続けばいいのに。
そう思った途端、目の前が真っ暗になった。
「えっ.....
姉ちゃん...?
姉ちゃんどこ行ったんだよ!」
どこにも居ない。
そして本当に何も見えない真っ暗な中。
怖い。
何が起こったんだ?
何が...
「善逸」
突如後ろから声がした。
振り返った先には、姉ちゃんが居た。
遠く離れた場所に。
「姉ちゃん...?」
なんで、そんな離れたところに居るんだ?
姉ちゃん、
なんで...そんな怖い顔してるんだ?
「消えて」
「...え?」
なに?
なんなんだ?
なんでいきなり、そんな怖い顔をしてるんだ?
「あんたなんか弟じゃない」
待ってよ
「あんたなんか知らない」
やめてくれ
「あんたなんか 死ねばいい!!」
「ッやめろ!!」
心が、凄く凄く痛くなった。
何も考えられない。
ずっと思っていたのか?
だから、迎えにも来てくれなかったのか?
この人の中で俺は
存在していなかったのか。
「あ...ああ...あぁあああああ!!!」
全てが、真っ暗になった。
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捺稀(プロフ) - まるさん» まるさん、コメントありがとうございます!なんとも嬉しいお言葉大変恐縮でございます。すごく嬉しくてコメントを見た瞬間感動致しました。これからも頑張ります。宜しくお願い致します! (2019年6月1日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 沙善さん» 沙善さん、コメントありがとうございます!そう言って頂けて凄く嬉しいです。これからも頑張りますので宜しくお願い致します! (2019年6月1日 23時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
まる - コメント失礼します。鬼滅の刃の作品でこの作品が一番好きです!これからも無理せずに頑張って下さいね!応援しています! (2019年6月1日 22時) (レス) id: 8072d1b213 (このIDを非表示/違反報告)
沙善 - このお話すごく好きです!私も善逸推しなので、展開が気になります!更新待ってます! (2019年6月1日 16時) (レス) id: 03d3a4854d (このIDを非表示/違反報告)
捺稀(プロフ) - 美桜さん» 美桜さん、コメントありがとうございます! 沢山のお褒めのお言葉恐縮です。美桜さんのコメントみた瞬間凄く嬉しくて感激致しました。これからも頑張らせて頂きます!ありがとうございます! (2019年5月30日 17時) (レス) id: 49f76c2279 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:捺稀 | 作者ホームページ:
作成日時:2019年5月22日 22時