【鬼滅の刃】虚空ノ月光＿弐＿

51.しない音 ページ6

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任務は私一人での単独任務だった。


毎夜毎夜不気味な音がする無人屋敷への調査へと向かわされた。



「...え 待って これ一人で？」



不気味な音がする屋敷に私一人？？

いやいやいや、なんのご冗談か。


広大な敷地の家を一人で探索しろと！？



鬼の人数とかも何の詳細も分かってないのに！？




嫌だな...。



うん、嫌だ。


帰ろう。





「帰るな」


「＿＿＿＿ｯｯ!!!!」






後ろから何の音もなく聞こえたその声に、声にならない叫び声を上げた。


振り返るのが怖かったからうずくまって頭を抱えて震える。



南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏.....以下略


ああ...悲鳴嶼さんの顔が頭に浮かぶ。

あの人の音物凄く強いんだよなぁ。


憧れるなあほんと。




「おい」




耳元から聞こえた声に飛び上がって数メートル後退りをした。

後退りの一番取れるよ、ほんとにこれ。



その声の主の姿を見てしまった。






「どれだけ臆病なんだ


声に全て出ているぞ」




溜息を吐いて立ち上がる人影。


見たことも無い青年がそこに居た。








誰だ...？




まだ陽は出ているから鬼ではない。


でも鬼殺隊の服も来ていないから...一般人？

それにしても美形だなあ...。


宇髄さんくらい美形。



こんな山の麓で、何をしてるのだろう。

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