263吠え ページ36
緑谷「僕らは駅前にいるよ!あの衝撃波も圏外っぽい!奪還は成功だよ!」
爆豪「いいか。俺ァ助けられたわけじゃねえ!一番良い脱出経路がてめェらだっただけだ!」
切島「ナイス判断!」
爆豪「オールマイトの足、引っ張んのは嫌だったからな」
あ「…………」
私はモッズコートを着てフードを深く被っている
裸足であるため普段であるなら、人々の視線が少なからず集まってくるのだろうが
今は全員駅前のモニターに釘付けである
そのモニターに映し出されたのは痩せ細った血塗れの男の姿
金色の髪に蒼い双眸
そして……知らぬ者はいないコスチューム
［えっと…何が、え…?皆さん見えますでしょうか?オールマイトが…しぼんでしまってます……］
レポーターの驚きに染まった声が聞こえてくる
そして隣の緑谷の口から漏れる「ひみ…つ…」という言葉
やはり君は……オールマイトと特別な繋がりがあったんだね
その希望のオールマイトはーー……
頬はこけ目は窪み貧相な肢体
そしてオール・フォー・ワンの言葉に絶望の表情を浮かべている
あ「……ははは…」
なんと惨めなことか……
私はフードの中で唇の端を吊り上げほくそ笑んだ
ざまあみろ……平和の象徴
そのまま
オール・フォー・ワンに殺されてくれーーー……
爆豪「−−−−…て」
「そんな…嫌だ…………オールマイト…!」
「あんたが勝てなきゃ、あんなの誰が勝てんだよ…」
「姿は変わってもオールマイトはオールマイトでしょ!?」
「いつだってなんとかしてきてくれたじゃんか!」
「オールマイト!頑張れ」
「まっ負けるなァ、オールマイト!!」
「頑張れえええ!!」
「「勝てや!!オールマイトォ!!」」
周りの声に私は耐えきれなかった
フードの上からミミを抑え思わずしゃがみこむ
うるさいうるさい……っ
消えろ…っ
平和の象徴なんて……消えてしまえッ!!
だというのに……次々に現れるヒーロー
赤く燃ゆる業火
嗚呼……エンデヴァー
私のヒーロー……
しかし……貴方も……
私に嘘をついていたのですか……?
ヒーロー達によって助け出される人々
着々とオールマイトの足枷が外されていく
確実にオールマイトが戦える場が作られていく
オールマイトが全力を出せる場へとーーー……
しかし、それをも一蹴するほどの衝撃波
オール・フォー・ワンの腕が歪に大きく膨れ上がる
彼の拳とオールマイトの拳がぶつかりあうと周辺一帯が破壊された
全ては母様と父さんの為に
殺された同胞の為に
死んでくれーーー…
あ「オールマイト」
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ポンズイ - 強制じゃ無いんで、気にしなくても良いですよ！ (2018年8月10日 17時) (
レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ - 僕も尾白君オチが良いと思います！！出来ればで良いですが、出来たら尾白君オチにして貰えませんか？？ (2018年8月10日 17時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - この小説とてもとても面白いと思います！！良かったらなのですが、オチは尾白君にして貰えませんか？もし良かったらでいいので！！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 3707f5c19b (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ - この作品、滅茶苦茶感動しました！！これからも、頑張って下さい！！応援してます！ (2018年7月8日 1時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 更新頑張って下さい^▽^応援してます！ (2018年6月21日 13時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年6月4日 15時
