257吠え ページ30
「さっき言ったろ。おとなしくしといた方が身の為だって
引石健磁。迫圧紘。伊口秀一。渡我被身子。分倍河原仁」
グラントリノが淡々と告げた名前に各々反応をみせる
今しがた告げられたのは恐らく彼らの本名なのだろう
しかしーーー……
告げられた名前と敵の数が合わない
現に死柄木弔、黒霧、荼毘の名前は告げられなかった
木に囚われながらも表情を崩さない狼王はただオールマイトを見つめている
「少ない情報と時間の中、おまわりさんが夜なべして素性をつきとめたそうだ。わかるかね?
もう逃げ場ァねえってことよ。なァ死柄木弔、聞きてえんだが・・・お前さんのボスはどこにいる?」
死柄木「…………………………………………………………………………………………」
黙ったままの死柄木弔の首筋に浮かぶ汗
それは彼の焦りを現しているかのようだった
死柄木「ふざけるな。こんな…こんなァ…こんな…あっけなく…ふざけるな…失せろ………消えろ…Aちゃんを返せ……」
あ「ッ!?」
狂気を孕んだ紅い瞳が向けられ息を呑んで身体を強張らせると
すかさずオールマイトに後ろに下げられ
その大きな背に隠された
「奴は今どこにいる、死柄木!!」
死柄木「おまえが!!嫌いだ!!」
突如、異様な臭いを放つ液体と共に死柄木弔の背後から現れた2体の脳無
何故か死柄木弔も驚いているようで紅い瞳が見開かれる
「脳無!?何もないとこから…!あの黒い液体は何だ!」
あ「くさい…」
鼻と口を押えて顔を顰める
呼吸が苦しくなろうとも構わない
それほど嫌悪感を抱く様な悪臭
「エッジショット!黒霧はーーー」
「気絶している!こいつの仕業ではないぞ!」
「どんどん出てくるぞ!!」
ヒーローの言葉の通りに次々と現れる脳無達
異様な展開に顔を顰めてバーの中を見渡すと
私以上に顔を顰めている狼王の姿が目に飛び込んでくる
私より嗅覚の遥かに優れた狼王にとってこの悪臭は耐え難いのだろう
それに奴はいま
シンリンカムイの拘束で鼻を抑える事も出来ないでいるのだ
今だけは、奴に同情した
「シンリンカムイ絶対に放すんじゃないぞ!!」
爆豪「お゛!!?」
あ「ん゛!!?」
押さえていた口から突如溢れ出した黒い液体
隣の爆豪勝己の口からも同じ様に黒い液体が溢れ出している
「!!!爆豪少年!!夜吠少女!!NO!」
爆豪「っだこれ体が…飲まっれ…」
あ「わ…ぷ…かっ……」
私達は黒い液体に飲まれた
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ポンズイ - 強制じゃ無いんで、気にしなくても良いですよ！ (2018年8月10日 17時) (
レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ - 僕も尾白君オチが良いと思います！！出来ればで良いですが、出来たら尾白君オチにして貰えませんか？？ (2018年8月10日 17時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - この小説とてもとても面白いと思います！！良かったらなのですが、オチは尾白君にして貰えませんか？もし良かったらでいいので！！ (2018年8月2日 18時) (レス) id: 3707f5c19b (このIDを非表示/違反報告)
ポンズイ - この作品、滅茶苦茶感動しました！！これからも、頑張って下さい！！応援してます！ (2018年7月8日 1時) (レス) id: 8014d49c6f (このIDを非表示/違反報告)
満月 - 更新頑張って下さい^▽^応援してます！ (2018年6月21日 13時) (レス) id: 755e555840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年6月4日 15時
