27吠え ページ27
灯「おかえりなさい、Aちゃん」
あ「ただいま、園長」
私と園長のやり取りが聞こえたのか、部屋の中からドタドタと足音を鳴らして子ども達がやってくる
「「Aねぇちゃん、おかえりｰｰｰｰｰ!!」」
突進する勢いで飛びついてきた昇と麻夢を受け止めて、ただいまと言うと
遅れて華も私の足にしがみつき
華「おかえり、Aねェ」
と首を傾げながら言う
ただいまと返すと
華はすりすりと私の足に擦り寄ってくる
なんとあざとい
3人の子どもと成人済みの男1人を連れてリビングに行って
着替える為に1度部屋に戻る
カッターシャツと靴下を洗濯に回し
短パンとTシャツに着替えて皆のいる部屋に戻る
いつも通りに皆で料理を作り
皆でご飯を食べる
そして子ども達と風呂に入り各々の髪を乾かす
今日は疲れていたのかすぐに眠ってしまった子ども達を子ども部屋に園長と運んで寝かせる
リビングでコーヒーを飲んでいる園長の右側に腰をかける
灯「Aちゃん…いい事あった?」
あ「ミミ、出てるか?」
灯「うん｡尻尾も出てるよ」
園長に言われた通り、頭に触れるとフサフサとした手触りがあった
灯「何があったの?」
優しく問いかける園長の肩に頭を軽く乗せる
あ「面白い男がいてね」
灯「面白い男?」
園長がマグカップを置いて問いかけてくる
あ「揶揄うと…面白い反応をするんだ｡あの3人に揶揄われている時の灯そっくり」
灯「僕に?」
こちらを向く灯のゴーグルに私の顔が映る
あ「今日放課後少し…揶揄ってやったんだ」
灯「どんな風……に」
あ「こんな風に」
私は放課後に飯田天哉にした様に、灯の唇に人差し指を押し当て、その後、私自身の唇に押し当てた
私はその時、灯のゴーグルの分厚いレンズ越しに、普段見ることのない灯の瞳と目があった気がした
灯はいきなり私の手首を掴んで顔を近づけてくる
あ「とも」
灯「ダメだよ、Aちゃん｡もう、2度とこんなことしちゃ…その気がないなら」
あ「……?」
その気とは…どの気だろう?
灯「Aちゃんには、その気がなくても、その行動で相手が勘違いしたら…困るのはAちゃんなんだからね」
灯が怒っている
何故だろう?
灯「……Aちゃんには、まだ分からないのかもしれないけど｡もし、本命の相手が出来たら」
あ「本命?」
首を傾げると、灯の肩口に顔を押し付けられ
灯「とにかくそう言う心臓に悪いことしないで、ね?」
あ「善処する」
灯「それ宛てにならない」
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雪 - あれ？なんで設定ないの？ (2018年2月22日 17時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
トルフィン(プロフ) - 仮装敵ではなく、仮想敵だと思いますよ〜。じゃ、続き読んできます(((((((((っ･w･)っ (2018年2月21日 13時) (レス) id: fb0974bde7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年1月27日 19時
