19吠え ページ19
葉隠「尾白くん、Aちゃん｡私、ちょっと本気出すわ。手袋もブーツも脱ぐわ」
尾白「うん…」
あ「…ああ」
手袋もブーツも脱いで本当に裸になった透に
尾白と二人で顔を見合わせてなんとも言えない表情になる
透明人間としては正解なんだろうが、女の子としてはどうなんだろうか
はぁ…何にしても気を引き締めないとな
あ「どうする?こちらに来る前に仕留めるか、ここで迎え撃つか」
ここと言って核のあるこの部屋の床を指さす
尾白「こっちからは仕掛けない方がいいんじゃないかな。向こうの��個性��も分からないから、闇雲に仕掛けても危険だと思う」
あ「だが、ただ待つのも効率が悪い。こちらは3人もいる｡1人この場に残る方がいいんじゃないか?」
葉隠「なら私が伏兵になるよ!隠密は私の得意分野だからね!」
任せろというふうに、多分自分の胸をどんと叩く透に頬を微笑んで同意を示す
尾白「なら、ここには俺が残るよ｡夜吠さんは鼻が利くだろ?」
あ「…そうだな｡では、透と私でヒーローチームを捉えに行く｡万が一の時は、頼んだぞ、尾白猿夫」
尾白「ああ」
任せろと笑顔で応えた尾白猿夫の肩を軽く叩く
葉隠「よし!それじゃあ、行こう!Aちゃん!」
スタート時間の前に2手にわかれ始まりを待つ
その時になり、匂いを探す
あ「……ひとり?」
ヒーローチームは1人だけ送り込んできたのか?
もう1人は建物の外か?
その方が有利な��個性��なのか?
どちらでもいいが、早く捉えて……
パキパキ…
あ「っ!?」
氷!?
あ「しまっ!?」
くそっ、こういう��個性��か!
この��個性��なら確かに1人で十分
いや、寧ろ…仲間がいたら邪魔になるからもう1人を外に出した…
あ「してやられた……っ」
轟「動いてもいいけど、足の皮剥がれちゃ満足に戦えねぇぞ」
後は「核」に触れれば終了
誰もがヒーローチームの圧倒的勝利を確信していた
が
轟「!…っ」
いきなり後ろを振り向いた轟はそのまま「核」のある部屋の入口を氷で塞いだ
しかしその氷は砕け散ってしまう
氷の向こうから腕を伸ばした夜吠は笑っていた
あ「足の皮が剥がれた位で動けなくなる私ではないぞ」
回し蹴りでそのまま全ての氷を砕き轟に襲いかかる
その足から血が滴っている
言葉通り足の皮を剥いでここまでかけてきたのだ
轟はその足を見て目を見開く
それもほんの一瞬の事で…
轟もすぐに臨戦態勢をとった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪 - あれ？なんで設定ないの？ (2018年2月22日 17時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
トルフィン(プロフ) - 仮装敵ではなく、仮想敵だと思いますよ〜。じゃ、続き読んできます(((((((((っ･w･)っ (2018年2月21日 13時) (レス) id: fb0974bde7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年1月27日 19時
