12吠え ページ12
第2種目:握力
あまり得意ではないな
あ「……っ」
ピピッ
74…か
これではアイツには遠く及ばない…
もっと強く…
「540キロて!!あんたゴリラ!?タコか!!」
「…………」
「タコってエロイよね…………」
第3種目:立ち幅跳び
12m
第4種目:反復横跳び
これは…カウントしてもらわないと
誰がいいだろうか…
前の方の出席番号の奴らはもう済んでるはずだから…
あの子にしよう
あ「すまない、少しいいだろうか?」
「うぇ!?わ、私?」
あ「ああ｡反復横跳びのカウントをしてもらいたいんだが…いいかな?」
「いいよ!任せて!あ、そう言えば入試の時は助けてくれてありがと〜｡あん時はもうダメかと思ったよ」
あ「いや、気にしないでくれ」
「私ね麗日お茶子って言うの!よろしくね｡え〜っと…」
あ「夜吠Aだよ」
麗日「よろしくAちゃん!」
にぱっと笑った麗日お茶子が、指先に肉球のついた手を差し出してくる
何だろうかと首を傾げると、なんか悶えられた
もしかしてと思い手を握り返すと
何ともまあ麗らかな笑顔になった麗日お茶子
君はやはりいい子だ
さて、さっさと終わらせよう
56か…
普通だな
もっと瞬発力もつけないと
あ「助かったよ、麗日お茶子」
麗日「いいよ、いいよ〜｡それより、お茶子って呼んで?」
あ「……?お茶子…これでいいのか?」
なぜ心臓を抑える麗日お茶子
持病でもあるのか
麗日「うはぁ、うん!いいよ!あとね、Aちゃん、お願いがあるんやけども」
あ「私に出来ることなら」
麗日「あのね…テストが終わったら……尻尾触らせて!あと耳も!!」
あ「っ……あ、あぁ…構わないよ」
麗日「うわぁ、いいの!やったぁ!!」
愉快な子だな
麗日「はっ、次の種目に行かんと!行こう、Aちゃん」
麗日お茶子と一緒に次の種目が行われる場所に向かった
赤い頬が可愛らしい
第5種目:ボール投げ
麗日「セイ!!」
あの子が投げたボールはまるで重力など存在していないかのようにフワフワと飛んでいく
どこまでも、どこまでも
そして相澤消太が示した計測器には…
「∞!!?すげえ!!∞が出たぞｰｰｰ!!!」
にこにこして、頬を赤く染めた麗日お茶子が走り寄ってくる
あ「凄いなお茶子、尊敬する」
麗日「うへぇ!?尊敬やなんてそんなぁ〜」
満更でもなさそうだね
私はいつも子ども達にする癖で麗日お茶子の頭を撫でていた
すると麗日お茶子が顔をさらに赤くして譫言を言うようになってしまった
何故だ
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雪 - あれ？なんで設定ないの？ (2018年2月22日 17時) (
レス) id: e0161950e8 (このIDを非表示/違反報告)
トルフィン(プロフ) - 仮装敵ではなく、仮想敵だと思いますよ〜。じゃ、続き読んできます(((((((((っ･w･)っ (2018年2月21日 13時) (レス) id: fb0974bde7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年1月27日 19時
