293吠え ページ24
「「デジャヴッ！！」」
吹き出して声を揃えたのはお茶子と三奈
上鳴「俺ら、また障子の部屋に来ちまったん?」
瀬呂「いやいやいや。ちゃんと5Fまで昇ってきたし……」
笑顔を引きつらせているのが上鳴電気と瀬呂範太
障子「本当に俺の部屋と似ているな」
常闇「まさか、ここまでとは……」
静かに驚愕の表情を浮かべているのが障子目蔵と常闇
葉隠「Aちゃんもミニマリストなんだね」
尾白「あ、でも。所々、女子らしい小物とかあるみたいだけど」
なにか褒められるところを探そうとしている透と尾白
ふたりとも。無理に褒めなくても大丈夫だよ
峰田「ふざけんな――――ッ！！なんっだこの女っ気ゼロどころかマイナスな部屋はよッ！！クラス内唯一のケモミミ娘の部屋がこんなに味気なくて赦されるわけがないだろ……」
ガクッと膝から崩れ落ち、その後両手を着き喚くのが峰田実
皆の反応からもわかる通り、私の部屋は障子目蔵の部屋と酷似している
元々物を多く持つ質ではないし。園の経済状況的にも物を多くもてなかった
教科書や参考書、その他ノートや小物を収納する小物にかろうじて個性が出ている位だ
狼を象ったブックスタンドは私のお気に入りだ
あ「だから言っただろう?何もない、と」
廊下に並んで部屋を覗き込むクラスの面々に、腕組みし肩を竦めて視線を投げかける
事前に言った通り、部屋の中に入るのは遠慮してもらった
あ「さ。次に行こう。もう面白い物はないと分かったろ?」
上鳴「まあ、確かに。ぶっちゃけ。障子の部屋と被るからなぁ……」
あ「二番煎じで悪かったな」
部屋の扉を後ろ手で閉めながら上鳴電気に皮肉交じりに返答する
私の言葉に対して「あれなら部屋チェンジしても気づかねーわ」と、上鳴電気は笑う
「寝起きドッキリとかしてみたいね」なんて恐ろしいことを透がいう
「それはダメ」と尾白が短く拒否する
皆の興味は既に次の百の部屋に向けられている
「ヤオモモの部屋ヤバそー」など期待の籠った声がちらほらと聞こえる
百の部屋に向かう皆の後ろに続いて歩みを進めていると隣を歩くしょーとに声をかけられた
轟「A。腰とか、痛くねーか?」
あ「腰?……いや、別に。神野の時にも腰に怪我は負っていないし」
轟「……そうじゃなくて。Aの部屋にあった座布団。随分使われてるみてーだったから」
あ「あ――…確かに。だいぶ綿が抜けてしまっているな。かといって買い替えるのも……」
轟「……そうか」
続く (更新停止中)
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シバ - 落ちは鉄哲がいいです!! 見たことがないので…… (2020年5月14日 23時) (
レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
あじ - オチ、オチ、、オチ、、、誰がいいかな（（ アルマさんの書く小説すごい好きです！テニプリの年上恐怖症もヒロアカもまだ途中ですが私の好みにドンピシャです！更新頑張ってください!! (2020年3月5日 20時) (レス) id: 67552c5473 (このIDを非表示/違反報告)
笹 - オチは常闇くんがいいです。格好良すぎる！ (2020年3月5日 7時) (レス) id: 5053f98fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ほや毛(プロフ) - 他の作品では余り日に当てられない尾白くん障子くん常闇くん葉隠ちゃんがきちんと存分に出てきて学生生活を送っている事に感激感動です (2020年1月5日 1時) (レス) id: 176c8c1574 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 好きです、、、 (2019年3月22日 19時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年8月29日 5時
