291吠え ページ22
耳郎「まじで全員やるの…?大丈夫?」
芦戸「大丈夫でしょ。多分」
耳郎「………………ハズいんだけど」
三階についてから響香が頬を赤く染めながらそわそわと落ち着かない様子でいる
三階にあるのは、響香と透の部屋のみで、手前にある響香の部屋から見るということのようで、響香の反応は普段の彼女のことを思えば当然と言えるだろう
言動の端々から彼女の人となりは想像できるけれど、もともと響香は自分のことを話す娘ではないしな
それにしても恥ずかしがっている響香は普段のクールな彼女とのギャップがあって可愛らしいな、と恐る恐る開いていく響香の部屋の扉を見ながら思う
上鳴「思ってた以上にガッキガッキしてんな！！」
片手で顔を覆って背を向けている部屋の持ち主とは真逆に彼女の部屋の楽器たちは堂々と存在を主張している
内装もロック調で統一されており、まとまりを感じられる
葉隠「耳郎ちゃんはロッキンガールなんだねぇ！！」
麗日「これ全部弾けるの！？」
部屋の中ではしゃぐ透や楽器と響香を交互に見るお茶子
耳郎「まァ、一通りは…」
そんなお茶子の問いに響香が彼女自身のイヤホンジャックを照れ臭そうに繋ぎ合わせながら応える
あ「演奏の仕方というのは先生のような人に教えてもらうものなのかい?それとも独学で学んだのかい?」
名前もわからない楽器たちを見渡しながら響香に問いかける
耳郎「先生っていうのとは…また違うっていうか…まァ、自己流?」
斜め上を見上げながら私の問いに頭を悩ませる響香の様子に私も首を傾げる
私はそんなにも答えにくいことを尋ねてしまったのだろうか?
楽器のことはさっぱりわからないのだが……
皆がいる前では答えにくいことだったのか……
まぁ、いいか
響香が話してくれるときまで待てば
上鳴「女っ気のねぇ部屋だ」
青山「ノン淑女☆」
耳郎「次行こ、次！！」
KOKOZOTOBAKARINI余計なことを言った上鳴電気と青山優雅へ響香のイヤホンジャックが突き刺さる
自業自得だ
葉隠「次は私、葉隠だ！」
ぴょんぴょんと飛び跳ねながらはしゃぐ可愛らしい透につづき、一番奥の彼女の部屋へ向かう
透の部屋はいったいどのような内装になっているのだろうか?
可愛らしい部屋なのか、シンプルな部屋なのか、はたまた想像もつかない特定ジャンルの部屋なのか
初めてできた友人の部屋ということもあり、少々緊張するというか…
ぐるぐると渦巻く私の思考を置いてけぼりにして、透の部屋の扉が元気よく開かれる、
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シバ - 落ちは鉄哲がいいです!! 見たことがないので…… (2020年5月14日 23時) (
レス) id: 344258cf85 (このIDを非表示/違反報告)
あじ - オチ、オチ、、オチ、、、誰がいいかな（（ アルマさんの書く小説すごい好きです！テニプリの年上恐怖症もヒロアカもまだ途中ですが私の好みにドンピシャです！更新頑張ってください!! (2020年3月5日 20時) (レス) id: 67552c5473 (このIDを非表示/違反報告)
笹 - オチは常闇くんがいいです。格好良すぎる！ (2020年3月5日 7時) (レス) id: 5053f98fc8 (このIDを非表示/違反報告)
ほや毛(プロフ) - 他の作品では余り日に当てられない尾白くん障子くん常闇くん葉隠ちゃんがきちんと存分に出てきて学生生活を送っている事に感激感動です (2020年1月5日 1時) (レス) id: 176c8c1574 (このIDを非表示/違反報告)
ピン - 好きです、、、 (2019年3月22日 19時) (レス) id: 9bcfcfc66f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマ☆ | 作成日時：2018年8月29日 5時
