わたしは彼に恨まれている2【リンタロウ】 (ページ10)

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第２回　狼裁判ページ10

ユキナリ「昨日の夜、追いかけてきた狼は左手に凶器を持っていた気がするんだ。でも、タケオさんは右利きなんだ…」

あ、確かに左手に何か持ってたね

でも、証拠がないな…

タケオ「そ、そうだ！俺は右利きだ！だから俺は狼じゃない！」

コウ「本当か？お前、暗闇で追いかけられたんだろ？確証あるのかよ？」

ユキナリ「確証は、俺の記憶でしかないけど…。」

オサム「スマホの中の写真をみても…どちらの手で持っているかまでは判別できませんね…。」

リツ「じゃあ、頼りになるのはあんたの記憶だけかよー。そんなんで、信じられるかよ。」

マキ「うーん。ちょっと私もそれは信じられないな…。」

ユキナリ「え、えっと…」

まぁ、そうなるね

結局、タケオさんは疑いを晴らせなかった

メリー「そ、それではみなさん。今回の処刑対象は小島タケオでいいですか？」

マキ「えぇ…」

チエ「は、早く処刑しましょ…」

リンタロウ「そうだね～♪早い処刑しちゃおう♪」

ニヤリとした顔で手で頭をバーンってしてる

リンタロウ…見事にタケオさんに狼を被せたね

タケオ「お、おいお前…！」

ユキナリ「え…？」

タケオ「昨日狼を見たんだろ？俺は狼じゃないよな？」

ユキナリ「え、えっと……」

リツ「その話は証明出来なかっただろ？往生際がわりーぞ」

タケオ「そ、そんな！！！！」

ミサキ「……。」

ミサキさん複雑な顔をしてる

リンタロウ「タケオさん…もう素直に認めなよ…。大体、女性からの誘いの手紙に呼び出された、なんて嘘が通じると思ってた？ふふ♪」

リンタロウはタケオさんに唇を触ってみせた

タケオ「！？お、おまえ！」

どうやらタケオさんは察したみたいだね

けど、そのまま処刑されてしまい、答え合わせではタケオさんの正体は羊だった…。

『…。』