わたしは彼に恨まれている2【リンタロウ】 (ページ4)

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第２回　狼裁判ページ4

リンタロウ「でも、まぁ命が危ない時に落ち着いて相手を観察することなんて難しいよね？」

タケオ「そして、その後どうなったんだ？」

ユキナリ「なんとか、キッチンのある棚の中に逃げ込んだんだ…。そして大声をあげたら逃げていったよ」

マキ「じゃあ、実質そこで得られた手がかりはゼロということ？」

ユキナリ「まぁ、そうなるね…」

ミサキ「うーん…？今回は派手な犯行のわりにはなかなか手がかりが見つからへんなぁ…」

コウ「手がかりになるかわからないが…。遺体の近くで気になるものを見つけたんだ…これなんだが」

コウさんが見せてきたのは何かのかけらだった

『これは…石のかけらっぽいね』

ユキナリ「そうだ！水槽の中の岩と同じなんだ！」

あぁ、植物室の岩か

ミサキ「あ！そや！そう言えばその岩に気になるところがあったんや！」

タケオ「気になるところ？」

ミサキ「実は水槽の岩に変な色のシミがあったの…しかも、水槽の中のピラニアちゃんたちが群がってた…」

ピラニア…確かに血に反応するよね

『ピラニアが反応したってことは、その変な色のシミは血ということだね』

マキ「水槽の中の岩が凶器ってこと？」

ミサキ「多分やけど、現場に同じ岩のかけらが落ちていたなら、かなり可能性は高いよね？」

コウ「じゃあ、狼は水槽の中の岩を使ってタクヤさんを殴り殺したのか？そして、殺害後また水槽に岩を戻した…」

リンタロウ「なるほど～♪」

リツ「て言うかさー。あんなデカイ岩、ワタシとか絶対持てねー。じゃあ、この時点でワタシ、狼候補外れていいすか？」

マキ「確かに。こんな重たい岩で相手を殴り殺すなんて女には無理だね…」

私、最初に言ったのに…。

結局そうなるのか

コウ「確かにそうだな…。じゃあ、凶器は水槽の中の岩、さらに狼は男という線で進めようか…。」

『プラス、ユキナリくんも候補外してもいいとおもう』

タケオ「それで問題ないだろう」

ユキナリ「Aさん…。」

リンタロウ「そうだね♪非力そうだし♪ついでに男性陣からも外しちゃお♪」

ユキナリ「それどういう意味？」

確かに…可愛い顔してるし

女装させてみたいかも←

まぁ、これで絞られたね…。

コウさん、タケオさん、オサムさん、リンタロウが狼候補で確定したね、