わたしは彼に恨まれている2【リンタロウ】 (ページ20)

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第三章　探索ページ20

物置から図書室に向かう途中廊下でチエさんと会った

何かを持ってるね？本？

聞いてみよう

『チエさん、何を持っているの？』

チエ「あ、これは青い鳥という小説です」

表紙を見せながら答えてくれた

鳥が4羽飛んでいる絵だ

『そうなんだ、見せてくれてありがとう』

チエ「い、いえ……それでは」

そう言うと、チエさんはどこかに行った

んー……もう一度遺体見ておこうかな？

～1階図書室～

コウさんとミサキさんとユキナリくんがいた

遺体の泡が消えて綺麗になっていた。

近くにバケツが置いてある、

誰かが綺麗にしてくれたのかな？

……ん？この鍵がかかった日記帳なんだろう？

ユキナリ「Aさん、それ借りてもいいかな？」

『…なんで？』

ここにヒントでもあるのかな？

もし、ユキナリくんが狼なら処分する気？

ユキナリ「えと、それはオサムさんの日記帳で、ミサキさんが見つけてくれたんだ。鍵がかかってるからヒントを探してて…」

あぁ、なるほどね

開けようとしてるならいいかな？

もし、他の部屋に持っていくなら止めよう

『そう…はい、どうぞ』

ユキナリ「ありがとう…。……やっぱり」

『どうしたの？』

ユキナリ「この日記帳の鍵に、星のほとり・蝶の糸・青い鳥が書いてあるんだけど、星のほとりの表紙には星が5つ、蝶の糸には蝶が7匹あったんだよ」

『じゃあ、その数字を入れればいいんだね』

ユキナリ「うん…でも青い鳥だけ見つからないんだ」

青い鳥……あ、さっきチエさんが持っていってたな

確か表紙には、鳥は4匹だったかな？

ミサキ「ちょっと他の部屋みてくるな？」

コウ「この部屋のにおい…。俺も他調べてみよう」

二人が出ていった…。

『……ちょっといいかな？』

ユキナリくんから日記帳をとって、鳥のとこに4にした

そして、鍵が空いた

ユキナリ「え、なんで…？」

『さっき、チエさんが青い鳥持ってたからちょうど見せてもらったんだ』

本当に見せてもらって正解だった…。

ユキナリ「なるほど……えと、じゃあ、中身を見てみよう」

『うん』

やっぱり、ユキナリくんの様子がおかしい…。

この日記帳私に見せたくないのかな？