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プロローグ ページ1

私には、何も無い。

あの子みたいな強力な超能力も

あの子みたいな可愛い顔も

あの子みたいな体力も

あの子みたいな光る個性も

あの子みたいな優秀な頭脳も

何も、持っていない。


ーだからこそ

「おい、暇なら書類の仕分けを手伝ってくれ」

そんな貴方の一言が、本当に嬉しかった。

こんな私に声をかけてくれた、貴方のその一言が。

思えばこの時から既に、私の心は奪われていたのかも知れない。


生徒会副会長・徳川 光、貴方に…

第1話「始まり」→



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作者名：みかんの缶詰め | 作成日時：2023年5月18日 19時

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