織田信長が地獄からやって参りました 【鬼灯の冷徹】×【刀剣乱舞】

織田信長の思い ページ5

俺が頭を上げないでいると質問を投げかけられた。


長谷部「何故、俺を直臣ではない奴に渡したんです？」

信長「あぁ、お前はあの当時の俺にはもったいなさ過ぎた。だから名無しで家臣に渡すよりも名を付けて俺よりももっと良い主の元へとやりたかったのだ。それに、直臣だと、おまえの取り合いをする可能性があったからな」


別に嫌って近くに居た名の知れぬ武士に渡したわけではない。あの時は折ったらどうするか、折ってしまいそうなら折ってしまわなさそうな武士の手に渡せばいいと思ったのだ。直臣だと、争い中に折れそうだしな。

その瞬間また花吹雪が起こり、刃物のように俺の頬に一つ切り傷をつけた。


宗三「では僕には何故、自分の名を？」

信長「俺の名が入っていれば大事にされるからな。それにお前は斬るためよりも舞などで使われた方が綺麗だからな」

宗三「ですが貴方には焼かれて打たれるという苦しみを味わってほしいです」

信長「あぁ、それなら地獄で味わったから大丈夫だ」←

宗三「え？」

加州「味わったの！？」

信長「地獄に来た時に炎を扱っている地獄があったのだが、そこに足を滑らせて紛れ込んだ後、かちかち山の兎に船の舵で背を殴られるという事態がその時あった」←


あの時は忘れたことがない。二度目の死が訪れるところだった。

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