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ジロside



2人分の足音がする



それに耳を澄ますと会話が聞こえた



「あともう1人は。居場所は教えたぞ」

「それが見つからないらしい」



男と女?



「身を潜めているのか」

「かもしれないわね

  でもあと一人だけ

  貧乏で行く宛てもないから

  見つかるのも時間の問題よ」


とまた下に降りていった




次郎「カイくんやばいって!」



快「わかってる。一度ここを出よう」



次郎「ダメだよ!もう狙われてる人が

  今もいるんだよ!?」


早くあの人たちを捕まえないと
次の人の命が危ない


快「分かってる!だからこそ

  俺たちは考えなければいけない

  狙われている相手は

  次は自分なんじゃないかって

  怯えて身を潜めているってことは

  それなりに時間は稼げる」


次郎「…分かった」



今はカイくんの言うことが正しいのかも



次郎「でもどうしてこの場所をAは」



快「それが分からない

  後で考えるとして

  とにかくここを出よう」



次郎「うん!」



証拠を持ち帰るためまた部屋の写真を撮った




その間も俺はどうしてAがこの場所を知っていたのかずっと考えていた



さすがにAがこんな犯罪者になるわけが無い



映画じゃあるまいし



それに自ら場所を教えはしないだろう



快「撮り終わった」



次郎「わかった」



隅から隅までの写真を撮り終わり



入ってきた扉を開けた



その瞬間



次郎「ゔぁっ」



息が止まるほどの強い衝撃が腹に走った



快「ジロちゃん!」



次郎「カイ…く…っ」



すぐにカイくんに介抱されたけど
息を吸うので精一杯



「ほぅら誰かいたぁ」



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作者名:duck | 作成日時:2020年7月26日 17時

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