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あの夏の日
｢きゃー！｣
紫｢A！大丈夫か？｣
ワンワンワンっ
紫｢おいデカい犬！
A泣かせんじゃねえ！
あっちいけ！シッシッ｣
｢紫耀ちゃん、ありがとう｣
紫｢ううん、ごめんね？1人にして｣
｢迷惑かけてごめんなさい｣
紫｢迷惑なんて思ってないよ
俺はAのヒーローだから｣
｢紫耀ちゃんはやっぱりカッコイイね｣
紫｢ほんと！？
俺、絶対警察官になる
そんでAを守り続ける｣
｢じゃあ私は看護師さんになる！
紫耀ちゃんが怪我したら
すぐに治してあげる！｣
そう約束を交わしたのに
彼女は15年後
犯罪者になっていた
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ジロside
次郎｢ぐすっ…ァあ泣けるっ｣
快｢はっ？今のは予告だぞ
しかもたった30秒｣
次郎｢カイくん、泣くのにはね？
時間なんて関係ないの
俺これ絶対見に行こ｣
快｢俺は行かないぞ｣
次郎｢なんで行こうよ〜！｣
あ、カイくんが立った。
これは語り始める合図だな
そーいや昨日カイくんノート書いてた
あれなんだろ。
確かピンク色のノートだった気が…
快｢俺は恋愛映画なんて興味無い
だいたい恋愛映画なんて
予告でどう焦らしても
相手は決まってるし
ライバルがいて良い奴になって
パターンが一種類すぎる
本当にくだらないものだぞ｣
カイくんったら可愛い！
次郎｢しっかりまとめてるね〜｣
快｢は？なに…を！？｣
次郎｢そっか、カイくんは
観覧車でキスしたいのか｣
快｢おいやめろ！｣
次郎｢まさか恋愛ノートなんて〜｣
快｢しょ、将来のためにだな！その｣
次郎｢もうバレた事だし
映画、見に行く？｣
快｢行く｣
次郎｢帰りにクラブ行っちゃったり〜？｣
快｢しちゃいますぅー？｣
｢｢ふ〜！｣｣
カイくんってばノリノリ〜！
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作者名：duck | 作成日時：2020年7月26日 17時
