BAMETSU LIFE (ページ8)

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(しっと)

「つーばくん？」

燕「ん」

あからさま機嫌が悪い…
もしかしてずっと一聖さ…あ、一聖くんと話していたからかな…？

「もしかしてさ、怒ってる？」

燕「じゃあさ、怒っていたらなんでだと思う」

「一聖くんとずっと話してたから…？」

燕「一聖くん？今まで一聖さんって呼んでいたくせに。」

「あ、ごめんね。話してたら一聖でいいって言われて、でも呼び捨てはできないからって…」

燕「楽しそうに話してたもんね。」

「ごめん…」

燕「もういいよ。」

それだけ言ってどっかに出て行っちゃった。
それを追いかける優と一聖。
余計に怒らせちゃったかな～
どうしよう。初めてこんなことになったからどうしていいか分かんなくて、涙が出てきた。

そしたらまた一樹さんがやってきて声かけてくれて、余計に涙が出る。
後ろに将海さんも付いてきてくれてた。

一樹「大丈夫？ごめんね、俺、余計なことしちゃって…」

一樹さんは悪くないし泣いてしまって何も答えることが出来ない。
みんなにも迷惑かけてしまってると思うとまた涙が出る。
今日はもう帰ろう。
ずっと一樹さんが背中さすっていてくれて、将海さんも隣に居てくれて落ち着いてきた。
優しいんだなー一樹さんと将海さん。

「あの、すみません…もう大丈夫なんで、今日は帰ります…ありがとうございました…」

一樹「え、帰っちゃうの？」

「つばくんも怒ってるしみんなにも迷惑かけたくないから…」

一樹「そんなこと心配しなくていいんだよ？」

将海「そーだよ、気にすんなって」

「でも、こんな気分でライブにも行きたくない…」

一樹「そっか。じゃあ俺と将海で外まで送るよ」

将海「これでも飲んで元気だせよー！」

ジュースまでくれて優しいな～

「ありがとう…」

一樹「あのさ、念のためLINE教えてもらっていい？」

「またつばくん怒っちゃうから…」

一樹「もし何か言われたら俺が無理矢理聞き出したってちゃんと言うから大丈夫だよ」

「…じゃあ…」

一樹「ありがとう！気をつけてね…！」

将海「またな！」

ぺこっとして駅に向かう。
つばくん家に帰ってきたときいつものつばくんに戻ってるといいな…