序章。 ページ2
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「…ふぅ。」
ドライヤーのコンセントを抜き、
ふわふわのタオルを首にかけたまま。
ドアを開け、
『使用中』のプレートを裏返す。
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「お風呂あがりましたぁ…」
共有リビングに戻ると。
いつものようにみんなが集まって、笑い声が響く。
その様子に思わず笑みが溢れたら。
連絡ボードが更新されていることに気づいた。
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内容を読むと、
『今度みんなで休みを合わせて、河川敷でBBQしませんか！参加する人！！』
さらに確認すると、既に全員の名前が書かれている。
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BBQかあ。
思い返せば、向こうにいた頃から、しばらくやってないな。
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参加メンバーをもう一度たどり。
"彼"の名前で、そっと、指を止めた。
心臓が、トクン…と音を立てる。
そして、そのボードの1番下に、私も名前を書いた。
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「「あははは！！！」」
ひとしきり盛り上がる声が聞こえ、振り返る。
その輪の中にいる彼を、
ほとんど無意識に見つめた。
と、私の視線に気づいたのか、一瞬、彼がこちらに目を向けた。
やばっ…
慌てて目を逸らし、平静を装って息を吐く。
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心臓の音がうるさい。
自分でも、もう、気づいてしまった。
この気持ちに名前をつけるなら、きっと………
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みるくかぷちーの(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます！作品全てに書いてくださってますね(；ω；)これからも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。お互い健康でいましょうね〜！ (2020年12月1日 23時) (
レス) id: d8159bd070 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月1日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくかぷちーの | 作成日時：2020年10月29日 21時
