かえりみち。赤。 ページ44
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着替えを済ませ、時計を見る。
しかし、約束の時間を過ぎても、姿が見えない。
何かあったのかな…
ドアを開け、外を覗いてみると、中から死角になるところに、舘さんが立っていた。
涼「あ、お疲れさま。」
「え！いたなら声かけてくださいよ！」
涼「お店の中入ったら邪魔かなと思って…」
「それじゃあ一言連絡くださいよ…」
涼「ああ…」
彼の目線が、私から逸れる。
きっと、私の言葉に共感してくれているんだろう。
以前に比べれば、彼の気持ちはほんの少し、読めるようになった…気がする。
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「お迎えありがとうございます。」
彼は、チラ…と私の方を見ると、何も言わずに手を出してきた。
一瞬だけ、動揺して心臓が鳴る。
けど、すぐにその意味が伝わって、持っていた荷物を彼に預けた。
「すいません…」
涼「いいえ。」
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彼は、もともと口数が多い方ではない。
だから、2人でいるときは、お互いに何も話さない時間が続くこともあって。
それでも、居心地が悪いと思ったことは一度もなかった。
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一瞬、強い風が吹き、前髪を乱す。
「うわ…！」
それを手で直そうとすると、彼の手が、私の髪にふわっと触れた。
涼「Aちゃん、髪も綺麗だよね。」
「そ、そうですか…？」
と、見上げた彼の髪も、少しだけ乱れていて。
思わず手を伸ばす。
目を瞑って受け入れてくれる彼に、なんだか色気を感じてしまって。
慌てて手を引いた。
涼「…今日の晩ごはん当ててみて？」
「えー、なんだろうなぁ…」
彼と2人きりの帰り道は、いつもよりも、時間が経つのが穏やかに感じた。
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美紀 - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月1日 17時) (
レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
みるくかぷちーの(プロフ) - ゆいかさん» コメントありがとうございます！そして細かい細工に気付いてもらえて嬉しいです笑笑 (2020年8月3日 12時) (レス) id: d8159bd070 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいか(プロフ) - しょっぴーのメールが全部ひらがなにの可愛すぎる爆笑 (2020年8月3日 0時) (レス) id: ed5c27cbab (このIDを非表示/違反報告)
みるくかぷちーの(プロフ) - 翔北さん» ご指摘ありがとうございます！！どこだろうと思って探してみたんですが、全てですね。大変失礼致しました。全く気づかなかったです。全て訂正させていただきます。 (2020年7月28日 11時) (レス) id: d8159bd070 (このIDを非表示/違反報告)
翔北(プロフ) - だてさまという漢字が間違ってます。舘です。 (2020年7月28日 10時) (レス) id: e89bc97fcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくかぷちーの | 作成日時：2020年6月23日 18時
