かくやすぶっけん《雪》

あやしいひと…？ ページ35

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「ありがとうございます、またぜひ！」



…あ、また、あの人。

お店の外、道路の向こう側。



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最近、ちょっとだけ気になることがある。


もちろん、小さなパン屋だから常連さんはたくさんいるし、顔を覚えてる人の方が多いんだけど。



パンを買うわけでもなく、ああしてたまに、一瞬だけお店を覗いて帰って行く。

スーツの、男の人。




なに…してるんだろう…




私に何かされたとか、そういうことは一切ない。


まず、最初に相談するとしたら…



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涼「え？男の人？」

「はい…。でも、本当に何もなくて、ただ私が気になってるだけで…。」

涼「わかった。話してくれてありがとう。それ、他のみんなにも相談してみてもいいかな。」

「はい。」



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辰「それは心配だな。」

大「心配どころの騒ぎじゃないよ！！！」

康「黙ってられへんよそんなん！！」

照「このまま、何もないとは限らないよな…」

翔「やめよう！怖い！！」

ラ「やだやだやだ！」


らうちゃんが飛びついてくる。



「ほんとに、何もないんですよ。」


亮「うん、でも対策をしておいて損はないんじゃない？」

蓮「賛成。俺らにできることがあれば…」

涼「そうだよね。それじゃあ…」



.




.





それから全員で話し合いをしてくれて。




明日から、私の帰る時間に交代で誰かが必ず迎えに来る。

それで一旦様子を見てみる。


ということに落ち着いた。





申し訳ない気もするけど、1人で帰るのとは安心感が全然違う。


今回もまた、みんなの優しさに甘えることになった。

かえりみち。紫。→←さんじゅうに。赤、黄色、桃色。

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