骸「……」 ページ33
〜翌日〜
**A視点**
あれから数日。
オレは賞味期限切れのモンブンを食べに行くために、応接室に通っていた。
つーか、オレが雲雀を口説いたように噂されているわけだが、
実際の会話は無に近い。
話すといえば、業務連絡みてーなことか、
『アイツ』の話だけ。
どういうこと？と、思ったヤツはいるだろう。
まぁ、その意味はオレと雲雀との会話を聞いていればおのずと分かるはずだ。
「こんにちは〜」
オレはまだ登校してきたばかりだというのに、さっそく応接室のドアを開ける。
「ん」
挨拶も返さず、無愛想にモンブンの乗った皿をテーブルに出した。
オレが他人だということをしみじみと感じる瞬間だ。
「今日は何個食べればいいの？」
少し女口調に慣れたオレは、ドサッと学校指定のカバンをソファーに置く。
「3個。あと、昼にも来て。また追加で食べてもらうから」
「マジかよ……」
まぁ、初日の時の量よりはマシか…
初日は、12個のモンブンを食べさせられた。
いくらモンブン好きのオレでも、あの時は吐くを通り越して気絶するかと思った。
あれこそ地獄。
それに比べれば、この3個は天国ってところだな。
結構高級なモンブンだし、なにより賞味期限切れとは思わせない美味しさ！
これなら、いくらでもいける。
「いい食べっぷりだね。そこは認めるよ」
「ありがと。」
「でも、『アイツ』よりは劣る」
すぐに雲雀は付け足して言う。
ニヤニヤした顔で。
でた、まただ。
「あっそ」
「……、素っ気ないね。まぁいいよ。
君よりアイツのほうが食べっぷりがいいという事実は変わらないし」
だから？
そう言い返したくなる、ここ最近。
やたらと雲雀の自慢してくる『アイツ』。
一体誰のことか分からねーが、そいつの正体を知ろうとも思ったこともねぇ。
でも、知りたくないわけでもない。
オレモンブランに集中しながら、聞いてみた。
「どんなヤツなの？その、最近私と比べている『アイツ』っていうのは」
「……！」
珍しく『アイツ』に興味を持ったオレの質問に、雲雀は目を見開いた。
そりゃそうだ。
前まではアイツとオレが比べられても、適当な相づちだけだったし。
雲雀自身もそれ以上は喋ろうとしなかった。
「……アイツは、」
すると、雲雀は珍しくぼんやりとしながら話しだした。
アイツのことを。
.
犬「ｺﾞｸﾘ)……」→←『フッ！やっと興味を持ったか、愚か者！！』
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夏蜜柑 - なので、しろら……っ…と言ったのはおかしいのでは？と思いました。長々とすみませんでした。 (2017年9月6日 21時) (
レス) id: 93ae00ff3d (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑 - 初めまして！夏蜜柑と申します！突然ですが、誤字があるのでは？と思いましたので言わせていただきます。タイトルが犬「やけにテンションが高いびょん」のところの、3つ目のセリフで主人公ちゃんは「しろら……っ…」と言っておりますが、白蘭の読み方は『びゃくらん』 (2017年9月6日 21時) (レス) id: 93ae00ff3d (このIDを非表示/違反報告)
狐狗狸(プロフ) - ラーナさん» おうともよ!!!!幻騎士とか炎真とかK様とか、動かし方が上手い!!!!読んでてワクワクする！もう、小説家なれるんじゃね？(@^▽^@)← (2013年5月18日 22時) (レス) id: 82756433f9 (このIDを非表示/違反報告)
ラーナ(プロフ) - 狐狗狸さん» え、生きる糧っ！？ちょっ、照れるなぁ……//((殴 オールナイトは、結局2時ぐらいに寝ちゃったけど、更新頑張るね！^ ^ (2013年5月18日 22時) (レス) id: 63c656a8a6 (このIDを非表示/違反報告)
狐狗狸(プロフ) - オールナイト!!!!!?頑張って(*´∀｀)僕も夜更かししよー(@^▽^@)←明日土曜課外ある人w つか、マジ面白い!!!!この小説が毎日の生きる糧だよwwww← まぁ、無理しない程度にオールナイト頑張れ!!!!←二回目w (2013年5月17日 22時) (レス) id: 82756433f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラーナ | 作成日時：2013年4月14日 20時
