吸血鬼と堕天使 4【kzh】 (ページ25)

今日:59 hit、昨日:88 hit、合計:24,957 hit

寂しいページ25

.

.

最近、くずはさんは忙しくて帰りも遅い。
配信する気になれなくて、配信をサボってばっかだった。

『さみしいなぁ、、』

同棲始めたのはいいけど、話す時間とかなかなか無くなっている。ただ寂しいだけなのに、涙が出てきて考えるをことをやめて寝ることにした。

『…っ、』

葛葉「…ルシャ？」

『…おかえり、なさい、くずはさん、』

葛葉「泣いてんの？なんかあった？」

『なんもない…っ、だてんねますね、おやすみなさい、』

くずはさんに泣いてるのを隠すように布団に潜った。
隠してもバレてるけど…なんて考えていたら、くずはさんは布団を剥がしてだてんを抱きかかえた。

『…くずは、さん、』

葛葉「なんでもなくねえじゃん、どうしたよ」

『……迷惑かけたくない、、』

葛葉「別に迷惑なんかじゃねえよ、何があったかとりあえず言ってみねえと分かんねえよ？」

くずはさんは、頭を優しく撫でてくれたり涙を拭ってくれたり
優しい声でだてんにそう言った。わがままだと思われて、離れてく方が嫌だもん…

葛葉「ん？言ってみ？」

『……くずはさん、最近ずっと忙しくて夜寂しいの、だてん早く寝ちゃうし、おやすみも言えないし、起きたら居ないこともあるし、寂しくて……わがまま言って嫌われるのもいや、』

葛葉「んー、確かになぁ…ライブの練習やら収録やらなんやらでバタついてっからなぁ、、別にわがままだって思わねえよ？帰ってきて隣でルシャが寝てるだけで俺幸せだし、お前寝てるから気付いてねえかもだけど、抱きしめて寝てるぞ、俺」

確かに朝起きたら、葛葉さんはだてんを抱き締めて寝てることが１回だけあった。その日は、だてんが朝早かった日。たまたまだと思ってたけど、毎日だったんだ…

『……くずはさんは、だてんのことすきですか、？』

葛葉「あたりめえだろ、好きじゃなきゃ一緒に暮らしてねえよ。…まぁ、寂しい思いさせて悪かった。休みの日とかは極力お前と居たいと思ってるし、今日はもう寝ようぜ？明日休みだし、チルしよう」

くずはさんはそう言ってだてんに優しくキスをしてくれた。
汗かいたから速攻で風呂入ってくるから、眠かったら先寝てろって言われたけど、せっかく帰ってきて一緒に寝たいから待つことにする。

わがままいうことに我慢すんなってちょぴっと怒られちゃったけど、くずはさんもそれくらいだてんのことが好きって事だよね。

.

.