19. 宣誓 12 ページ12
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もしその事を言ったなら、私達が無理にでもサクラを誘う。そうすればたとえ志願する意志が無くともサクラはいい加減な気持ちで試験を受けようとしてしまう。それを見通しての判断だったとカカシさんは話す。
もしもサクラがこの場に来なかったら、ここで試験は中止。この向こうへは行けなかったらしい。
……それは良いとして。そういえば私昨日サクラのこと結構強引に誘っちゃったくない？ カカシさんの粋な計らいぶち壊しちゃってない？やばくない？
「だがお前らは自分の意志でここに来た。オレの自慢のチームだ。さあ行ってこい！」
自慢のチーム。その響きに思わず顔が綻んだ。
隣をちらりと伺ってみると、サクラも嬉しそう。まぁ結果オーライ……なのかな？
ぼんやり考えていると、三人とも既に扉の方へ歩き始めていた。はっとして彼らを追おうとしたところを呼び止めるカカシさんの声。
「A」
『はい？』
「またオレの事庇ってくれたんだって？」
『何で知ってるんですか！？』
「ガイから聞いた」
情報早い！！！ 流石は上忍！！ そんな所にまで驚きのスピード発揮しなくていいから！！！
『もー！！ 庇いましたよ！！ 50勝49敗でカカシさんが負け越してるって言ってたので！ なんかムカついたんです！』
「オレ負けてたんだ」
『え！？ 初耳ですか！？！？』
「いやー、しょっちゅう勝負挑まれるからさ……」
覚えてない、と脱力感満載の返答。本当に正反対だな。カカシさんとガイさん。
というか私が必死になって(と言う程でもないけど)庇った意味無いじゃん。まぁこんな事だろうとは思っていたけど。それでもやっぱり自分の師匠が軽んじられるのは愉快ではない訳で。
『とにかく！ 弟子として師匠がライバルに負けてる状態っていうのは聞き捨てならないので！ 私がこの試験で活躍してカカシさんの汚名を晴らしますから……』
「Aちゃーん！」
教室の扉の前で私を待つ仲間達。急かすようにナルトが私の名を呼ぶ。ごめんと大声で謝りそちらへ駆けてゆきながら、カカシさんの方へ振り向いた。
『だから、見ててください！！』
もうあれこれ考えたって仕方ない！ サクラもカカシさんの名誉も、まとめて私が守ってやる！！ 待ってろ中忍試験！！！
「今日のAなんか男前だな……」
→あとがき
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いしだ(プロフ) - 桜子さん» 桜子さん、こちらにもコメントありがとうございます！前からお読みくださってたんですね！？ 期間が大分空いてしまっているのに、応援して下さりありがとうございます😭 (6月20日 0時) (
レス) id: aaa19f4bca (このIDを非表示/違反報告)
桜子 - もう更新されないと思ってたのに！本当にありがとうございます！これからも頑張ってください (6月19日 1時) (レス) id: b68e6ffcf4 (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - ありがとうございます！これから頑張って参りますので、良かったら見守ってやってください（ ; ; ） (6月1日 23時) (レス) id: 8aac2975df (このIDを非表示/違反報告)
スパイスカレーがだいすき(プロフ) - めっちゃ久しぶりの更新とっても嬉しいです！！ (5月31日 23時) (レス) @page34 id: 1328bfef2e (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - 温かいお言葉ありがとうございます(´；ω；｀)こんなに期間を空けてしまったにも関わらずお読み下さる方がいらっしゃるなんて感謝感激です…！！ (5月31日 14時) (レス) id: 8aac2975df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いしだ | 作成日時：2017年6月12日 11時
