08. 火のない所に煙は立たぬ ６ ページ47
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「あら、カカシじゃない」
不意に聞こえてきた声。
入り口の方へ目を向けてみると、綺麗な女の人と、ガタイの良い男の人と、オカッパの濃ゆい男の人が此方に歩いてきていた。
「あぁ、紅……にアスマにガイ。皆さんお揃いで。お前らも今日休みなの？」
「いいえ、これから任務よ。その腹ごしらえに来たってわけ」
綺麗な女の人は紅さんと言うらしい。最初はカカシさんの彼女かなと思ったけれど、違うっぽい。多分…同僚とかその辺りかな。
「カカシィ！！ お前、オレとの決闘を断っておいて、デートにうつつを抜かしていたのか！！」
「え？ 決闘とか言ってたっけ？」
濃ゆいオカッパの人はガイさん。何だかテンションが高くて、熱血という感じ。カカシさんとは正反対のタイプ。
「ほォ……その子がAちゃんって子か。確かに、雰囲気ある子だな」
「……？ Aのこと知ってんの？」
ガタイが良い男の人はアスマさん。顎に手を当ててじーっと私を眺めてくる。何だ何だ、雰囲気？ 何の話だ。カカシさんに同意。何で私のこと知ってるの。
「知ってるも何も、有名だぜ。なんでも、天から舞い降りた天使なんだろ？」
『ちょ！ 私は人間ですけども！！』
口に入っている白玉をブッと吹き出しそうになって、何とか我慢。何かこの感じ知ってるぞ。うーん、デジャヴ？
「ハハハ、本人がそんだけ驚いてちゃガセってことだな」
『当たり前です！！』
可笑しそうに笑う大人四人。
その中から一人、紅さんはにやりと妖しく笑いながら、私とカカシさんの間に割り込むようにして顔を近付けてきた。美人である。
「じゃあコレもガセかしら？」
『……？』
「あの”コピー忍者カカシ”がご執心、って」
「何なの、その噂……」
ゴシューシン？ ゴシュー……ゴシュー……ゴシュウショーサマ。
『ご愁傷様』
「ホント、ご愁傷様だよ……オレ」
今のカカシさんに、とほほとアフレコしたらばっちり似合うであろう。どういう訳か、はぁ……と深く息を吐いて項垂れている。
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シナモン - 最初のカカシ先生とのが凄く好きです‼出来ればカカシ先生と藤咲を増やして欲しいです‼ (8月22日 18時) (
レス) id: 4ae5ef4114 (このIDを非表示/違反報告)
リルル - 主さん銀魂読んでます！？ (7月21日 17時) (レス) @page23 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
rinne - シカマル...w墓穴掘りまくってんなぁwww可愛いけど！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 879285e914 (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます…！！ 是非最後まで読んでやってください(*´-`*) (2017年5月13日 16時) (レス) id: f949291a40 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - すっごく面白い！！！ (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0e692698e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いしだ | 作成日時：2015年10月27日 23時
