07. アカデミー生の日常 11 ページ35
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二人が聞きたいのは恋愛的な感情についてなのだが、Aにはその発想は無かったらしい。
その微妙な意味合いの違いは兎も角、サクラといのはAが恋のライバルでないこと(少なくともA自身にはその気がないこと)を確信して、内心ホッとしていた。
「そーなの？ ……あー、さっき派手にやられちゃってたもんね……」
『……うん』
その通り。地面に背中を打って痛いし。それは組手だから仕方ないにしても、あんな嫌味を言わなくてもいいじゃない。
Aはまたあの事を思い出して、むすっと膨れる。
しかし、サスケ大好きなサクラといのにとっては、そんな悲劇さえも羨ましく思えるのだ。
「でもあれって、床ドンってやつじゃなーい！？ むしろ羨ましいわよー！」
『……？ うどん？』
「うどんじゃない！ 床ドン！ ねぇねぇ、どんな感じだった？ 床ドン！？」
『どんな感じって言われても……』
何故か興奮気味な二人にまたも詰め寄られる。どんな感じだったかと言われても、どう説明すればいいのか分からない。
……ならば自分の身で再現しようか。
Aはすっと目を細めてサクラといのを見つめた。
何やら様子が変わったAを見て少し戸惑う二人。
彼女達に顔を近づけ、それから壁に追い詰めて。
ドン
とその手を壁につく。
『オレに勝ちたきゃ強くなることだな』
自分が出せる最大に低い声でうろ覚えの言葉を紡いだら、ここで再現おわり。
『……こーんな感じだったかな？』
へらりと笑うAはいつも通りの明るい少女。
なのに、サクラといのの心臓の音はとても速くなっていて。
髪を結んだその顔が中性的に見えるからか、サスケが言いそうな台詞を吐いたからか。
「…… (…な、何今の！？)」
「…… (何か凄いかっこよかったんだけど！？)」
『あれ？ おーい、二人共ー？ ちょ、無視しないでよ、なんか恥ずかしいじゃん！』
理由は分からないがともかく、美人と美形は紙一重なのだと知ったサクラといのであった。
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シナモン - 最初のカカシ先生とのが凄く好きです‼出来ればカカシ先生と藤咲を増やして欲しいです‼ (8月22日 18時) (
レス) id: 4ae5ef4114 (このIDを非表示/違反報告)
リルル - 主さん銀魂読んでます！？ (7月21日 17時) (レス) @page23 id: bfd3ef8afe (このIDを非表示/違反報告)
rinne - シカマル...w墓穴掘りまくってんなぁwww可愛いけど！ (2018年12月16日 12時) (レス) id: 879285e914 (このIDを非表示/違反報告)
いしだ(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます…！！ 是非最後まで読んでやってください(*´-`*) (2017年5月13日 16時) (レス) id: f949291a40 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - すっごく面白い！！！ (2017年5月13日 12時) (レス) id: 0e692698e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いしだ | 作成日時：2015年10月27日 23時
