参〜勧誘〜 ページ5
ゴクリ...
何を言われるか...
男「君、ポートマフィアに入る気は無いかい?」
貴「...は?」
意味が判らない。
男「君の其の異能、うちで活かせると思ってね」
異能?何を言ってるんだこの男...
男「あぁ、異能っていうのはね、聞いたことあるかもしれないけど、特別な力...君で言えば攻撃を跳ね返す能力さ。先程ので判っただろう?」
男は俺の思考を読んだように言った。
貴「...未だアンタの事は信じられないな。其れにそんな突然犯罪組織に入れと言われて、入ると思うか?」
男「へぇ...捨て子の割になかなかの正義感と知識量、思考力だねぇ。
でもまあ、取り敢えず来給え。」
今は、何かをされる素振りは無い。其れに俺の事を知る為だ。取り敢えず、男の言う様に付いて行く。
男は振り向いて言った
男「そうだ、自己紹介が未だだったね。私は太宰治だよ。宜しくね。」
貴「嗚呼。...知ってると思うが...俺は水月A。」
話し乍ら長い廊下を通ってエレベーターの前迄来る。
ここまでの廊下にも、エレベーターの前にも、黒服達が何十人と居た。
黒服達の素振りを見るに、この太宰という男、相当位が高いのだろう。
見た感じ、未だ若い。身長は高いが、成人...否、それより前かもしれない。
太宰という男は、エレベーターの最上階のボタンを押した。最上階なんて...大抵1番位が高い奴がいる所だろ...
貴 「アンタ、今から何処に行くつもり何だ?」
太「勿論、首領の処だけど?」
...マジかよ...
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作者名:五色鶸 | 作成日時:2018年9月17日 19時