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壱〜事の起り〜 ページ3

ある日の事。

夜になり家には全員がいた。何時もの様に。

然し其れは突然起こった
家中に何かが破壊されるような爆音が響いたのだ。

全員の視線が音の方向に集まる。
其処には黒服に身を包み、銃器を持った男達が数人、壊れたドアの前に立っていた。

俺は気付いていた。夫婦が犯罪に手を染めている事を。麻薬だとか、恐喝だとか...。あの金も、若しかしたら強盗でもしたのだろうか。

だが疑問が浮かんだ。黒服は見た感じ警察では無い。サングラスに黒服なんて...黒社会_ギャングとかマフィアのような...何故そんな奴らが此処に...?

女「キャーッ!」
男「そんな...」
夫婦は何かを悟ったように逃げようとしている。

黒服達は夫婦を撃った。
そして俺や子供達にも銃を向ける。
子供も撃った。多分俺以外全員死んだろう。

然し俺にはそんな事関係無かった。
俺を撃った筈の男が死んでいた。他の男達は驚いた様で、直ぐ何処かへ逃げていった。
けれど驚いたのは俺も同じ。何故俺が死んでいないのか...

黒服達は何かを話している。此奴が死んだことについて何か知っている様な口振りだ。

俺は、此奴等が俺の事を知っているかも_それなら何か掴めるかもと、黒服たちを追いかけた。

弐〜マフィア〜→←零〜Prolog〜



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作者名:五色鶸 | 作成日時:2018年9月17日 19時

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