闇は続くよどこまでも

27 ページ28

JK side


『A…寝てても良くならないよ
もう、病院行こう』


フルフル


力なく、首を横に振ってる


熱は、既に２日、下がる事もなく
上がったまま…



それでも、俺の服を掴んで
離さないの…


それなのに…


JH「いつまで寝てんの？
仕事だけど…」



仕事…
無理だろ こんな姿で


と思ったら 目を開けて
体を起こそうとしてる


『無理だから！！』


A「…いける」


『行けないし、俺も行かない！』



A「グク…それはダメだよ
行かなきゃ…」



もう…解熱剤も効かないくらい
身体に異変をきたしてる



それなのに…
このまま動くつもりなの？



『…A。頼むよ…。涙
大人しくしてくれよ…。』



堪らない…
Aに何かあったらっていう
不安がどうしたって、拭えない



A「…グク。Aは、自分の命
なんて、惜しくない。そんなのとっくに
諦めてるから。でも…Aに希望を
くれた人の為に、輝いてたい…。
約束したから…。」


Aの口から、初めて
無理をしている理由を聞いた…


『…それなら、余計
治療に専念して…


A「だめだよ…そんなことしたら
この世界で生き残れないよ。
そんな甘い世界じゃないでしょ」



『それだって！命あっての話だよ』



今回は、一歩も引く気がない


TH「ねぇ…待ってるんだけど
行く気がないなら、ないって
行ってよ。」


A「いま行きます！！」



何のスイッチ いれたの？
A…


ベッドから起き上がって
支度を始めて…


そそくさと、出ていく A


結局…一歩も下がらないって
決めたのに。置いて行かれて
慌てて、後を追った



今日は、写真撮影のみ


踊りよりは良かったと
いうべきか…


YG「グガ…A平気か？
熱下がったのか？」


『…涙。状況は何も…』



YG「嘘だろ！おい。さっき
ホソガに連れられて、練習室いったぞ！
明日の振り変えるからとか言ってた」



…なんだよ。それ


昨日まで、ベッドから
起き上がることも出来なかったんだよ


JN「ユンギから聞いた！探そう
辞めさせなきゃ！」


とは言っても、ここ無駄に広いんだよ

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す