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？？side
図書館の帰り道
兄と2人で公園の前を通ると
小さな人影を見つけた
『オッパ〜 誰かいる』
え？大丈夫
顔は、腫れ上がって
身体も至る所に 傷跡がある
兄「…やばいな… 家に運ぼう」
オッパが背中に背負って
私が、その背中を支えながら
家へと急いだ
我が家は共働きだから
両親が、帰ってくるのは 夜遅く
それまで オッパと2人
この子…どうしたら…
兄「…凄い熱。とりあえず
アッパとオンマが帰るまで 冷そう」
びしょ濡れの体を拭いて
着替えさせて 身体は温め
おでこは冷やしてあげる
ハァハァと荒い息遣いで
大丈夫だから、帰るって
言ってる…
普通に無理だよ
AP「ただいま」
『アッパ〜 きて！！』
うちのアッパとオンマは、学校の先生。
年はきっと、私より幼い
この子を放っておくなんて
出来ない
AP「病院連れて行こう…熱も高いし
傷も心配だ」
嫌がる この子を抱き抱えて
病院へ向かった
『アッパ…あの子大丈夫かな…』
AP「…大丈夫だよ…きっと」
治療が終わったあと
アッパは病院側と話をしてくるって…
『…大丈夫？』
A「大丈夫…でも、助けてくれなくて
良かったのに」
え…何言ってんの
『何言ってんの？頑張って
生きなきゃ！！』
A「がんばる？？なにを？
どうやって？？1人で生きていくには
年令が足りなさすぎ。理不尽に
殴られたり 嫌な思いをしても
頑張んの？何のために？」
この子は、絶望してるんだ
なんか、希望がないと…
『…アイドルなら、年齢関係ない！
1人で稼いでいける！私の夢なの
一緒に目指そう！』
A「…私がアイドル？」
『そう！目指そう！
理不尽な事をして来た人も
見返せる！！』
A「…うん。目指したい…」
とは言っても…
そんなうまくいくはずもなく
児相に送られることになった
別れ際…
『絶対 絶対！夢を叶えよう
忘れないから！！！』
そう言って 手を振ると
顔が腫れあがった、あの子は
大きく頷いたんだ
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桜桃(プロフ) - ゆーさん» ありがとうございます！たまに、息抜きにババーッと描きたくなるんで、最後はどうやって終わらせようって悩む事が多いのですが、それでも、ゆーさんみたいに私の作品を良かったと言ってくれる人がいるので頑張れてます！ (8月3日 18時) (
レス) id: 905d7f2212 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - めちゃくちゃいい話でした！桜桃さんの作品いつも見てます！これからも頑張ってください😊 (8月3日 18時) (レス) id: b892196b06 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜桃
| 作成日時：2023年7月19日 18時
