闇は続くよどこまでも

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A side


ここんとこ、体調が悪い日が
多くて、昨日も熱が出た


解熱剤が効いてくれて
なんとか、身体も動く


だけど、心配してくれる
グクが休めって…


今日は、TVの仕事
オンニが楽しみにしてるはず


会う事はおろか
電話も手紙も、連絡手段のない
私にとって


今の私の姿を、オンニに見せられる
手段は、テレビしかない


もし、メンバーの中に
私がいなければ、オンニに心配
させちゃう…


それだけは、したくない



ジョングクと押し問答の末
もういい！！って グクがプイッて
出て行ったのを見て、準備をはじめた


場所はわかってる！


今から歩かなきゃ 間に合わない


リビングをチラッと見た時
ジミンオッパと目があった気がした
けど、そのまま 外へ出た



少し、走るか…


間に合わないと大変だ
今のうちに距離を稼がないと



少し、走り出したところで
胸が締め付けられるような痛み



急に走ったからかな…


仕方ない、早歩きだ…



途中、何度か息苦しくなることも
あったけど、何とか時間前に到着



尋常じゃない汗が吹き出してる


また…熱上がってきたかな…


でも、オンニに見せたい！


遅れる事、5分で
メンバーも到着


JK「A！何で？◯✖️◯△

『あ、私 支度があるんで！』


なんか言いかけた グクを制して

支度を始める


あとは、出番ギリギリまで
グクを避けて、ようやく出番！


やり切んなきゃ！！


曲がかかると、スイッチが入る


身体に覚え込ませたダンスは
頭を使わずとも、身体は動く



間違えることもなく、動き切った！



終わった…と思った瞬間
膝もガクガクしてるよ…


JK「ったく！」


ボソッと、後ろから声が聞こえたと
思ったら、フッと身体が軽くなった


グクが、支えてくれたみたい…


『無事に終わったから…』


その声で、フッと身体の力も
抜けて行った

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