いつか想いが叶うまで…-2- (ページ9)

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※ ページ9

SRside

Aをいつまでも
入院させておけない。

ここは、一芝居して
Aが自分から退院したいって
言ってもらわないと…

とりあえず、病院に
見舞いに行き、得意の
仮病で、Aに迫るか…

『…A。具合どう？』

A『…サラン
わざわざ…きて…くれたの？』

『…ちょっとね。様子見に来たの。コホコホ』

A『…サラン。大丈夫？
喘息…？咳…でてる』

『…ん。最近調子良くなくて…コホコホ』

A『…せっかく…来たんだから…
診て…もらったら？』

『…病院代もね、そこそこかかるし
オッパ達に迷惑かかるから…私は大丈夫…』

A『…サランに我慢…させて
私だけ…入院…なんて…』

『うち、苦しいみたいでさ
Aも、おうちで安静とかで
大丈夫そうなら、お家に戻ってこない？』

A『…そうだよね…サランが
我慢してるんだから…私帰るよ…』

『ん。ありがとね。でも
おうちへ帰っても安静にしてね』

ほらね！良い子のAちゃん
コロッと騙されちゃって…笑

Aside

サラン、私のせいで
病院来るのも我慢してるなんて…

それなのに、私だけ
入院させてもらうなんて出来っこない…。

でも、チムオッパや、ゆんちゃん達に
言ったら、サランを悪者にするだろうし…。

トントンガチャ

JN『…。A…。』

珍しい。ジンオッパがくるなんて…。
丁度良かった。ジンオッパに
退院の事お願いしよう。

『ジンオッパ…。お願いが…あるの』

JN『…どうした？』

『退院…させて…』

JN『…それでいいの？』

ジンオッパは、無理とも良いとも言わず
それでいいの？って…。
私が決めていいって事だよね。

『…ん。おうちに…かえりたい…』

JN『…わかった。じゃ、明日
退院できるように手続きしておくから』

『ジンオッパ… 入院…費。ごめんなさい…』

JN『…大丈夫。
そんなこと、心配…しなくていいよ』

『ありがとう…』

明日は、家へ帰ろう

そう思ってはいるが、
身の回りの整理さえも
ままならない身体…。

病院で、寝てるだけなら
お家に帰ったって、平気…

動かない身体に
鼓舞するように、そう思った