我慢…回想1 ページ24
Aside
Aの手術の為に、沢山のお金を使ったらしい。
Aはまだ、3歳だったから 良く覚えていない。
そのせいで、サランは喘息になってしまい、アッパとオンマは事故にあってしまったって オッパ達が言っていたのを、偶然聞いてしまったのは 幼稚園生の時。
手術をしてからも、幼稚園や小学校低学年の時は よくお熱が出た。特に、サランが喘息発作になると 決まって Aも具合が悪くなった。
〜A 小学3年生〜
JN『A。朝だよ。起きなさい』
『ジンオッパ…頭いたい…』
JN『あー。また、熱出ちゃったんだ。仕方ないね、今日は学校 お休みして ゆっくり寝てて。サランが発作で入院になりそうだから、ちょっと遅くなるかも知れないけど、大丈夫？』
『A ひとり…なの？』
JN『んー。 ごめんね。なるべく早く帰ってくるから』
この日、熱はぐんぐん上がって…。でも、誰も帰って来てくれなくて…。ひとりリビングにおりて、冷蔵庫の中にあるものを食べた…。
でも、その後気持ち悪くなり 嘔吐…寂しいのと 苦しいので 泣きながらソファーに横になり そのまま眠ってしまった。
TH『うわっ！！なんだよ。きたねー』
JM『あー。Aが吐いちゃったんだ』
RM『仕方ないだろ。テヒョン、ジミン片付けてやって』
TH『えーーーー！』
オッパ達の声がした。ようやく、ひとりじゃないって、安心したのに…。私の吐瀉物を片付けさせられた テテオッパは、私が起きたのに気づくと 舌打ちしながら めんどくさい奴だなって…。
次の日もその次の日も…熱は下がらなくって…。
だけど…。みんなの迷惑になるから、黙ってることにしたんだ…。
我慢して 学校も行った…。
それなのに…。 お熱は下がらなくて。
とうとう 学校で気を失って…ホビオッパが迎えに来てくれた。
JH『なんで、言わないかなぁ。ほんと、めんどくさい！！』
ホビオッパ、ごめんなさい。我慢が足りなくて…。
それからも、熱が出ても どこか痛くても 我慢し続けた…。なるべく、学校へも行くし、うちの事も進んで引き受けた。
インフルエンザに羅漢した時は 本当に苦しかった。
あちこちの関節が痛むし、かなりの高熱でフラフラするし…。
でも、大丈夫！自分に言い聞かせると 大丈夫なような気になれる…。
食欲も落ち始め、小学校も高学年を迎える頃、サランとの体格の差は歴然だった…。
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作者名：桜桃
| 作成日時：2023年5月13日 22時
