いつか想いが叶うまで…-2- (ページ23)

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※ ページ23

引き続き JMside(前回からの続き)

JN『兄弟なのに、サランの事ばかりで、Aの異変には、気付いてやれなかった…涙』

『僕が気付いた時も、発作と高熱で苦しんでるのに、大丈夫って…』

JK『我慢が祟って、手術したはずの心臓の発作が起きるようになったのが小学校卒業する頃。その頃から、頻繁に道端で胸を抑えて苦しそうにしてるのを見るようになったんだよ』

そんなに、長い間、苦しんでたなんて思いもしてなかった。。

YG『中学になってからは、家事一切も全て Aの仕事になったんだろ…？』

RM『サランの喘息が頻繁におこるようになって…兄弟がつきっきりになったから…』

JK『ばっかだなぁ…。サランは、発作らしい発作なんて起きてないよ。ほんとに、小さい頃は発作も多くて、吸入とか必要だったけど、最近は、診察しても喘鳴は聞こえないし胸もクリアだよ。』

YG『だけど、小さい頃から兄達を独り占めしてきたから、今更 Aには譲れないんだろうな。Aもさ、自分のせいでサランが喘息になったって自分を責めてるしな』

RM JN JM『…！！！』

JK『思い当たる節あるんじゃない？みんな』

確かに、思い当たる節は沢山あった…。

JN『大丈夫って。言い聞かせてたんだろうな』

YG『どんなに具合が悪くても、家事があるからって、フラフラしながら、家に帰ってたよ。安静にしてろって止めても笑って大丈夫だからって』

JK『だからさ、Aの心臓はもう、限界なんだよ…。動けるうちは大丈夫って。今黙って病院にいるって事はさ、もう動くことも、ままならないところまで来てるって事』

衝撃だった…。。。

そこまで、自分を追い込んできた、Aと追い込んでしまった6人の兄弟。

『なんで、2人は僕達に何も言わなかったんですか』

JK『はぁ？なんで？！じゃ、聞くけど、なんで誰も気づかないの？あんなに痩せて顔色も悪きゃ気づかない方がおかしいよ』

YG『今となっちゃ結果論だけどな。Aが望んだから無理強いはしたくなかった。でも、無理矢理にでも病院連れてったりしてればってもちろん思うよ。』

JK『ここにいない、３人には、話をするの？』

JN『僕は、話をするつもりはない！！』

RM『俺も…。ここまで、Aが命をかけて隠してきたって言うなら、気づいて欲しいって思う』

『同感！！』

とにかく、はやく移植を受けさせよう。