おチビな鴎ガール

お誕生日 ページ13

大河side

時は８月。シーズン真っ只中。そんな折、Aは３歳を迎える。初めて一緒に迎える誕生日。何してあげたら喜ぶのか？

誕プレにケーキ位しか思い浮かばないから、翔に相談してみた。

『来週、A、３歳のお誕生日なんだけど何してあげたら喜ぶんだろ？』

翔『A、お誕生日なんだ〜。しまじろー買いに行かなきゃ♡(^ ^)。今度は大地さんに負けない位大きいやつ♡かけるくん好きって言ってもらわなきゃ♡』

『翔、大きいの買ってきたら、Aと触れ合うの禁止にするからね』

翔『えーなんで！大河〜。◁□☆☆？！！』

なんか、色々言ってたけど翔をそのまま放置プレイ。

大地さんに相談しても同じこと言うだろうし、益田さんも、清さんも奨吾さんもダメだよね。

ここは、やっぱり荻さんか。

『荻さん、来週、Aのお誕生日なんですけど、何してあげたら喜びますか？』

荻野 『Aお誕生日なんや。そりゃ、盛大に祝ってやらんとね。俺らみたいに、パイを顔にベチャなんて、出来ないしね〜』
※大河は伊東監督にやったけど。


『子供が喜びそうなことって、わかんないっすよね。誕プレとケーキぐらいしか。』

荻野 『それでいいんやない？大河が心から祝ってあげれば、というより、皆んながお祝いしてくれるよ。』

『誕プレ、やばいことになりそうっす。』

荻野 『何がいいかなぁ。楽しみ』

『かさばらないものでお願いします。』

荻野『大地とは違うから(^ ^)』

そういって、荻さんは爽やかに去っていった。

結局、いつの間にやら、誕生日の噂は広がり、また俺だけ、置いてけぼり〜f^_^;)

試合前のロッカールームに1軍の人達は勢揃い。2軍の選手は試合があるから、嵩や翔は来れないってブツブツ文句言ってた。

しまじろうが描いてある大きなケーキを用意してくれたのは清さん。Aは目をまん丸くして大喜び。3の数字のろうそくを立てて、みんなで歌を歌ってあげて、終始ニコニコのA。

大地『今日は広報呼んでるから、写真は任せて、思う存分Aを肉眼で堪能しなきゃ』

ゲッf^_^;)広報まで。アイドルか？

そのあと、みんなお誕生日のプレゼントを渡していく。やっぱりなと思ったのは大地さんのプレゼント。特注したらしく、大地さんサイズのしまじろう。

大地『これを、だいちだと思って可愛がってね』

大河『大地さん、大きいの買ってきたらAから遠ざける約束です』

大地『無理。そんな約束してない(￣^￣)』

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