6人のお兄ちゃん 〜2〜

迷いの森 ページ24

快彦side

A絶賛反抗期中のせいで、剛と准はAに近づかない。

2人に八つ当たりでもしたらしく、ご立腹らしい。

トントン
『はいるよー』


ガチャ

『Aどしたの？ご機嫌ななめ？』

A『、、、、。べつに』

あーあー。こりゃ、不機嫌だわ

『機嫌直して、よったんと遊ぼ』

A『…キモい』

『ガーーーーン。よったんのことキライなの？』

A『、、、うるさい』

『A。この前はよったんって甘えてくれたのにー』

A『だから、うるさいの。こないで』

ヒドイ。ひどすぎるっ〜。可愛い妹が何かに取り憑かれた。。。

慌ててリビングに戻り、ヒロ兄に話した。

博『笑。ほんとのことじゃん 笑笑』

『あぁーーー。傷ついたぁ。酷い〜っっ』

剛『快兄、もう、ほっとけって。』

准『そうそう。心配するだけ損だって〜』

昌行『そういうなって。ストレスでイライラしてるんだから、仕方ないだろ。今は、イライラもさせられない状態なんだから。』

剛『でも、俺はパス。グズグズとかなら、甘えさせるけど、悪態ついて、出てけってさ、酷いだろ』

准『そうそう。暫くほっとこ』

博『ほっとくというより、そっとしといてあげよう。健には、心許してるみたいだから、見守ることも必要だよ。』

落ち着かないAになすすべもなく、みんな健に任せる事にした。

まだ、この時はAの苦しさに全然気付いてやれなかったんだよな

ごめんね。A。

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