おチビな鴎ガール 4

禁句と反抗期 ページ9

大河side



3歳のA は、どこからどうみても 1歳半か2歳くらいに見える…



まぁ、そのサイズ可愛いんだけど、本人は自我が芽生えてきて、嫌みたい…。


この前のライオンズ戦の時も…


秋山『おぅ！平沢！おつかれー』

っと、秋山さんとすれ違った時に声をかけて貰った。


『お疲れ様ですっ！』


秋山『あっ、この子！？』


『A。秋山さんだよ。ご挨拶して』


A『…。Aです…』


相変わらずだなぁ。上目遣いの目で見て、俺の後ろに隠れてる…。


『すいません…極度の人見知りなんで…』


秋山『可愛いね〜。2歳？3歳？』


はいっ。秋山さん、ここで地雷一つ目。



A『…さんしゃい…』

相変わらず、指はまだ2歳なんだけど…笑


『3歳っす 笑。まだ 手は2歳ですけど 笑』


秋山『そっかー3歳。にしては、小さくない？』


あーー。秋山さん、かなり大きめの地雷踏んでますよ！



A『…。Aたん。おねーさん らもん』


半べそ気味のA』


秋山『ごめんごめん、うん、しっかりしてるよ。お姉さんだもんね』

空気を察してくれた、秋山さん。



大地『おつかれー。秋山さん。あれ？半ベソかいてる、お姫様がいるじゃん。』


A『ぐすっ。だいちー』


大地『泣かないよ。おむね 苦しくなるから』


A『もぉ、バイバイするの』


大地『ん？秋山さんとバイバイ？』


A『…うん』



大地『わかった。じゃ、大地と向こう行こうな』


大地、A『バイバイー！』


最後はニコニコって、大地さんと行っちゃった。



残されたのは、秋山さんと俺。



秋山『ごめん。なんか、機嫌そこねちゃった…』


『いえいえ、秋山さんが悪いんじゃないですよ。心臓が悪くて、発達にも影響してるらしくて、体の成長が遅いんです…。だからなのか、小さくて可愛いとか言われると、むくれちゃって…』


秋山『そうだったの…悪いこといっちゃったね。今度は気をつけるから、抱っこさせてもらえるかな』


『キーワードは！お姉さんですよ 笑笑』


秋山『おっ！平沢！サンキュ！』


次は絶対仲良くなるんだって、意気込んで帰っていった 秋山さん。ライオンズの選手が絡んでくるのは また今度のお話で…！

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