DREAMERS 6

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樹side





いつも通り一緒に登校して


いつも通りお昼を一緒に食べて


いつも通り一緒に帰って


遊びに行って、お互いの家に泊まって…





そんな毎日が続くと思っていた…









一緒に屋上で昼ご飯を食べていた時だった







北「この間言ってた子、名前わかったんだ」






「…」







北「まさか覚えてない！？1年生の！」






「あぁ…」






北「長谷川慎君って言うんだって〜！」






「へぇ、そうなんだ

1年の中じゃ有名だよね、その子」






北「そうなの！2年のお前みたい笑」






「何でだよ」






北「樹も2年の中で有名だし人気じゃん」







「それは北人もだろ」







北「まぁ否定はしない！

あ、でね？その慎君と連絡先交換したの！」







「いきなり？」






北「今日廊下で会ってさ！

この間、初めて見た時

俺、慎君とぶつかっちゃって…

俺がよそ見してたからなのに

すごい腰低い子でさぁ〜」








「…」








北「ずっと謝ってくるから

俺も逆に気になっちゃって！

それで今日も会えたから

もし良ければ連絡先交換しない？って

はぁ、マジで天使。雰囲気がおっとりしてて」







「それって…」








北「うん、俺好きかもしれない…

慎君のこと」








「ｯ…へぇ」







北「今日の放課後、遊ぶ約束したから

樹も一緒にね！」







「はぁ？無理。嫌だ」






北「何でよ！！」






「俺知らないし」






北「今日知り合えば良いじゃん！」







「予定あるから帰る」







北「もぉ…樹ったら、、、」






どうしよう…このまま北人が

本当にその1年の事を好きになったら…







結局、久々に1人で家に帰って


放心状態で、特にすることもなく…






嫌でも朝が来て、学校に行けば


何故か、北人と知らない男が


こちらに向かって歩いてきた








北「樹！おはよ！」






「…ん」






北「この子が1年の長谷川慎君！」






慎「あ、長谷川慎です！樹さんですよね？

北人さんから話聞いてて…

ずっと会ってみたかったんです！

よろしくお願いします」







「どうも…」







北「あぁ、ごめんね！まこっちゃん

こいつ人見知りでさぁ…愛想ないの笑」







慎「いえいえ！イケメンですし

愛想振りまかなくても絵になってます」







北「良い子だなぁ〜

今日、お昼休みは屋上おいで！

俺等いつもそこで食べてるから」






そう言って、北人は俺達の時間に

慎を入れてきたんだ…

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