ステップブラザーズ3

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壱馬side




HIROさんと兄貴達の説得で

寮で暮らす事になった






臣「お前今日もこっちにいんの？」





「うん」




臣「それじゃ寮の意味ねぇだろ

俺、今日休みじゃないし」






「臣は…俺がいるの嫌だ？」





臣「そうは言ってねぇだろ

ただ、皆我慢して寮で暮らす練習して

いずれは1人暮らしが始まるんだぞ」






「…臣の家でいい」






臣「1人暮らししろって言われて

お前何もできねぇじゃん」






「…」





臣「壱馬？俺だって、ずっと

お前の側にいる事はできないんだぞ」






「え…」






臣「変な意味じゃねぇ。

事故とか病気とか、歳とかさ。

いつまでも生きてられるわけじゃないし

ツアーとか、仕事で地方行った時

ここに1人でいるより、仲間と一緒の方が

寂しくないだろ？」






「…うん」






臣「帰って来るなとは言わないよ

ここはお前の家でもあるし

ただ、寮に慣れておけって言ってんの

わかった？」







「わかった」







それからも武者修行は続いて

それと同時に臣も忙しそうで

会えない日が続いた







でも、臣みたいになりたいし

臣にも褒めてもらいたい…




何よりも頑張れば頑張るほど

観に来てくれる知らない人達が

笑ったり泣いたり喜んでくれる






俺は知らない人と話したりとか

できないけど、観に来てくれる人は違う




俺の事嫌いなんだなって人もいるけど

俺の写真持ってる人とか、名前を呼んで

応援してくれたりとか、、、


俺にはできないし

俺みたいな奴を応援してくれたり

好きって言ってくれたりする人に

下手だけど歌とダンスで

ありがとうを伝えるしかないから…




頑張ろうって思った




もっと喜んでもらいたいとも思った




武者修行で、スキルだけじゃなくて

考え方、芸能界という世界の難しさ

仲間がいる有り難さと、大変さ

色々と知ることができた











そしていよいよ、武者修行


最終日を無事に終えることできた。








HI「皆、とりあえず！

武者修行完走おめでとう！」







人「おめでとう！」






健「頑張ったなぁ！」





HIROさん、兄貴達、ランペイジで

食事会が開かれた






俺はご飯じゃなくて、久々に

臣に会えたのが嬉しかった







陣「え、待って！好きなのはわかってたけど

壱馬って、そんなにデレデレなの？」






人「あぁ、これ？そうそう笑」






HI「基本引っ付いてるから笑」







臣「壱馬、飯食え！」







とにかく臣にずっと抱きついてた

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