ステップブラザーズ3

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壱馬side





ご飯に来たのは良いけど、臣から

ずっと電話が来てる…


でも出れないし…



陸さんが外に連れて来てくれて

何とか電話には出たけど怒ってる…




どうしよう…




それから、ご飯にも会話にも集中できなくて

臣が来るのを待ってた






ｶﾞﾗｶﾞﾗ





力「え、お疲れ様です！」





臣「ごめんね、いきなり来て」





樹「あっ！」






剛「お疲れ様です！」





健「え、何で…！？」





陣「こら、健太！」






臣「壱馬、帰るよ」





剛「樹もね」





臣「彰吾も。直人さん仕事押してるから


家まで送ってく」






彰「…ありがとうございます」





陣「あ、お疲れ様でした！

すみません、いきなりご飯来てしまって」






臣「こいつ大変でしょ？

逆にありがとうね。

お会計済ませてるから

皆も遅くならないうちに帰りなね」







陣「ご馳走様です。ありがとうございます」






臣「行くよ」





｢ｺｸｯ」







彰吾君を家まで送って、臣と2人で

家に帰って来た


さっきから全く喋らない





「…」





着替えを終わらせて、リビングにいる臣に

近づいて抱きつく





ｷﾞｭｯ







臣「早く着替えろ」





ｷﾞｭｩｩ






臣「聞いてる？」






「…」





臣「はぁ…」






｢ﾋﾞｸｯ…」






臣「お前さ、何の為にスマホ持ってんの？」






臣「ご飯行くなら行くって送れば良いだろ？」





「急…だった」





臣「店ついて連絡できただろ。

店の名前だって着けばわかんだから」





「電話…出れない」






臣「電話来たのでちょっと失礼しますって

一言言えば良かっただろ？」






「…ﾌﾙﾌﾙ」






臣「ううんじゃねぇの。

それをやらなきゃダメなんだよ、今後も」







「…」







臣「今電話できないって文章でも送れただろ？」






「ﾌﾙﾌﾙ」




臣「何で？」






「…」







臣「じゃあお前は、これからも

すぐに返さなきゃいけない連絡が来ても

それが仕事の連絡でも返信しないんだな？」








「…」






臣「何で返信できなかった？」






「…」







臣「壱馬、俺最初から怒ってた訳じゃない

俺と岩ちゃんがどれだけ心配したか

わかってる？

連絡繋がらない、事務所にもいない

マネージャーもどこにいるか知らない

いきなりそんな事されたら、何かあったのか

心配になるだろ」

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