ステップブラザーズ3

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壱馬side




イライラして部屋を出てきちゃった




彰「おい」





「…」





彰「無視すんなよ、笑」




「ん、」





彰「悔しいけど、あいつが言う事も

間違ってないから、どうしたら良いんだ

ってとこだろ」






「え…」





彰「ふっ笑わかるよ、壱馬の事

あの人程ではないけど」






「うん」





彰「しょーがないから、練習する？

誰もいない時、スタジオで教えてやる」






「…」






彰「やる？やらない？はっきりせぇ」





「やる」





彰「任せろ！ほら、戻るぞ」





「ん」





スタジオに戻ると、何やら騒がしくて…

喧嘩をしているのかと思ったけど

健太って人が、慎達の事いじめてた



陸は…守ってくれてるのか…？



あいつ、俺の事も…




暫く見てると、あいつが殴られそうで

慌てて、健太の腕を掴んだ






離せてって目で訴えてれば

やっと腕の力を抜いてくれた






健「何なんだよ、お前もやんのか？」





「…」




慎「壱馬君…(泣)」





健「うざいんだよっ！

無駄にカッコつけやがって！

できてないくせに！」







また殴りかかってくるから

避けて、腕を噛んだ







健「いって！！…おい離せよ！」






力「おい、もう辞めろ」






健「だってこいつが！」




陣「先に手出したのは健太やろ」





健「でも！」






ｶﾞﾁｬ






ｽﾀ「何やってんだ！」





スタッフが入ってきて

余計にめんどくさくなった







ｽﾀ「健太、壱馬、お前らだな？

通りかかったスタッフさんが

喧嘩してるって報告してきたぞ」






力「いや、健太が陸、樹、慎、北人を

いじめてて、壱馬が止めに入りました」






ｽﾀ「でも、健太の手がこうなってるのは

壱馬のせいで間違いないな？」






健「こいつが噛むから！」






ｽﾀ「壱馬と健太は居残り

他のメンバーは今日は解散」






陸「あの僕のせいで、壱馬君は」





ｽﾀ「本人から聞くから。帰って良いよ」






陸「壱馬君、ありがとう…ごめんね？」






「…」





会議室に連れて行かれて…





ｽﾀ「お前ら何考えてるんだ」





健「だって…真剣にやってるのに」






ｽﾀ「手を出すのは違うだろ？」






健「…はい」






ｽﾀ「これから仕事して行きたいなら

顔に傷なんか作ったらダメだぞ」







健「はい…」





ｽﾀ「健太はもう行って良いぞ

傷、手当して貰えよ」






健「はい、失礼します」

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