ステップブラザーズ3

___14-5 ページ26

HIROside





「皆には、このタイミングで

言わせてもらいます。

今候補に上がってる、吉野北人と

川村壱馬は、ステップの子です」





ス2「え、吉野君もですか！？」






ス3「川村君は、何となく

そんな感じがしていましたが…」






ス2「吉野君はびっくりです」





ス1「川村君の、お兄さんって

もしかして…登坂さんですか？」






「そのもしかして」






ス1「やっぱり…笑

同じ匂いがします」







ス4「え、吉野君は？」





「GENEの涼太」






ス4「わぁお…」






「ステップで訳ありの子達だから

それももちろん踏まえて審査して良い

ただ、彼等には歌以外の

人間性的にもまだ課題は沢山あるけど

だからこそ、このまま進めるのであれば

仲間の存在を知って、学んで欲しいと

思ってオーディションを進めた。

他の子達ももちろん頑張っているから

贔屓は無しで良いから。

ただし、責任は俺が取る」








ス2「相談なんですけど…

吉野君を観ていると、スタジオが一緒で

青山君に懐いてるように思えます

甘い声の、吉野君。

スキルがあって、パワフルな青山君。

クールで不思議な雰囲気の川村君。

異色の3人が揃ったら、今までの

グループとは違う楽曲が沢山

産まれると思うんですが…」









「つまり、ボーカルを3人って事？」






ス3「ずっと話してたんです

ボーカル2人にパフォーマー5人の

グループを作り続けるのかって」






「そうだね。なら今やってる

パフォーマーオーディションからも

大人数受からせて

EXILEみたいな、大所帯を作るのはどう？

ボーカルは、3人。若いグループにして

パフォーマーにも何人かステップがいる

だから、ステップの子もそうじゃない子も

結果基準に伴ってる子を合格させて

全く新しいグループを作ってみよう！」






ス1「そんな良いんですか？」





「もちろん！責任は俺が取る」






ス3「では、合格者は先程の3人で

よろしいですか？」






反対意見が出なかったので

そのままファイナリストの元へ向かった







「合格者を発表します

青山陸君。川村壱馬君。吉野北人君。

以上の3人にお願いしたいと思います

おめでとうございます！」







青山君と、北人はその場で号泣

壱馬は、まったく動かなかった






ここから青山君にステップの

説明をして、受け入れて貰えるかの

問題が出てくるけど…

ひとまず、、、おめでとうだな。

___15-1→←___14-4

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す