ステップブラザーズ3

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広臣side





歌にやる気が出たのは良い事だけど

やっぱり直ぐに、問題なくできるわけなく

度々問題を起こしては帰って来た





キャプテン壱馬帰ったよ






「壱馬」






壱「ﾑｽｯ…」






「どうした？」





キャプテンからは事情は聞かない

まずは本人から聞くようにしてる






壱「…女の人、、挨拶しなきゃ

レッスンしないって言うから…」







「挨拶すれば良かったじゃん

スタッフさんだろ？」






壱「…無理や」






「無理じゃない。キャプテンも

忙しいんだぞ？

せっかくレッスン受けれるのに

もったいないだろ？」








壱「でもっ…」






苦しそうに、泣きそうな顔で

一生懸命伝えようとしてくる




ここ数ヶ月で、だいぶ喋るように

成長したと思う







「今日受けなかった分

他の子は上手くなってるかもな」






壱「…臣が教えて」






「どうしようかな…」






壱「ちゃんとやる…」





「じゃあ明日、キャプテンに謝れる？」





壱「…ｺｸｯ」





「何今の間は。返事は？」





壱「はい」






「じゃあストレッチから」






家で俺ができる指導はしてあげる




壱「どうして、これはこう歌ったの？」





「それは、この曲の最後が…」






壱「これは何をイメージして歌ってる？」






「そうだな…これは」







壱馬はわからない事を

ちゃんと聞いてくるようにもなった





歌は真っ直ぐに頑張ってる







「こういう時ってさ、こうじゃん？

だからお前もそうじゃなきゃダメだぞ」






俺の考えもまだ難しいかもしれないけど

教えれば一生懸命に聞く耳を持った








そんなこんなで月日が流れ


壱馬はどんどん成長していった






そして、そろそろオーディションの

エントリーが始まるらしく

事務所の人は大忙し






そんな中、壱馬がHIROさんの所に

行ってると連絡が入った





事務所に居たから、社長室へ行くと





HI「壱馬どうした？」







壱「あの…」







HI「うん」






壱「俺も…やりたくて…」






HI「ん？何がやりたいの？」






壱「お、ディション…」






HI「まさか…ボーカルオーディション？」






壱「そう…」






HI「そっか、アーティストになりたいの？」






壱「ｺｸｯ」







HI「うん、わかった

なら、臣に相談してみよう」







壱「うん」







ｶﾞﾁｬ








「ダメだぞ」







いきなり部屋に入ったから

驚いた顔をしてる壱馬

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