Give me a Green light,or...? -2- (ページ37)

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｢おはようございまーす｣

『高橋先生おはようございます。』

いつも通りの朝、

いつものように学校に来て、

職員室で他の先生方に挨拶をする。

あれから４年が経とうとしているいつもの朝。

２年前に異動が言い渡され、
この高校に勤めて今年で３年目になった。

ちなみに優吾は森本くんたちが卒業した年に
異動になって、
安心したような寂しいような複雑な感情だった

今までの間に彼氏も２回できた

どちらも友美に連れて行かれた合コンで出会った方で

一人目はいい感じのところまでいったものの
突然の彼の海外赴任により自然消滅

二人目は何か違うと言われ急に振られた

独り身になるたびに、
都合良く森本くんのことを思い出してしまうけど
この歳になって運命とやらを信じて待てるわけでもない。

....随分冷めた人間になってしまったなぁ

でも、あの頃を思い出として昇華できつつあるのも事実。

『３０分から職員会議始めるから、
今日から教育実習生来るから遅れないようにね』

｢分かりました｣

そうか、今日からだったか

最近の仕事の忙しさにそんなことも忘れていた

英語専門の子がいるらしくて
その子の教育係に選ばれていた私

あらかじめ配布されていた資料に目を通すことなく
今日まで過ごしていたわけだけど
見てないからといって何か問題があるわけでもないし

｢ま、いっか｣

間に合っていない今日の授業のレジュメづくりなどを
ひたすら行っていた

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